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環境審査顧問会火力部会 [石炭火力発電所]

愛知県武豊火力発電所の「環境影響評価準備書」について、「環境審査顧問会火力部会」という経産省の審査会議が、8月4日に行われるという。
この武豊火力発電所はリブレース計画で、従来重油を熱源とする火力発電所であったものを。40年間の稼働による老朽化を原因とするリプレース計画である。

 しかしここに問題が起きた。熱源として石炭火力への変更というのである。環境相からは、袖ケ浦と同じように「是認できない」と、厳しく指摘されている計画である。

 さてこのニュースを聞いて非常に奇異に感じたことがある。それは、日本のエネルギー政策の基本であるベースロードを位置付けた経産省。そして、そこで明示された石炭火力発電所建設にかかわる、企業を統括し、推進する立場の経産省が、企業から提示された「環境アセスメント」を審議するということである。

 私は当然、推進機関と、チェック機能の役割を果たす機関は別な省が管轄するものであると思っていた。なんとそれが同一機関なのである。こんなことって、おかしいと思わないのであろうか。

 「環境アセスメント」は法律に基づく規制である。しかしこの「環境アセスメント」が「環境アワセメント」と巷間呼ばれていることを経産省はご存じか??
 今回の通産省審議会が、このような噂を吹き飛ばす内容に満ちた、だれもが納得できる審議内容であることを期待している。袖ケ浦からも傍聴に行く方がいる。しっかりと確かめてきていただきたい。
                                 kawakami

 




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