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石炭火力発電所建設計画の現状 その4 [石炭火力発電所]

 石炭火力発電所建設計画は、国際的協定破棄の危惧を秘めつつ、現時点では、着実な建設の方向での歩みを進めています。
現在環境アセスメントの第二段階「環境影響評価方法書」の段階を終え、第三段階に進もうとしていることになります。

 第三段階は「環境影響評価準備書」の作成にかかります。ここでは具体的な現況調査をし、予測を立て、結果の評価をします。そのまとめは「環境影響評価準備書」として作り上げ、住民への再度の説明会、意見聴取を行い、一方「環境大臣の意見」は経産省に挙げ、経産大臣勧告となって企業体に通達されます。その勧告、住民からの意見を受け、第四段階の「環境影響評価書」となり環境アセスメントは終了します。

 この後工事に入ります。市原の場合でいえば
土木工事   2019年[→] 2022年
設備工事   2021年[→] 2023年
試運転    2023年[→] 2024年・・・事業の実施

 という日程をたどります。袖ケ浦は、その1年後を追うことになっています。

 2025年以降、両社合わせて、年間580万トン+290万トン=870万トンの石炭のばい煙が、両市を中心に、周辺都市の空を以降40年間~50年間覆う日常が開始されるのです。

 ここには、グリーンピースジャパン調査による、この二つの石炭火力を含む周辺火力発電所がもたらす、年平均PM2.5濃度と拡散状況の予測画面を紹介しておくことにします。

※ 汚染物質の拡散モデルには、米国環境庁(EPA)に採用されているCALPUFFモデリングシステム採用

PM2.5.PNG







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