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石炭火力発電所建設と環境審議会議事録⓼ [石炭火力発電所]

 隣接市の市原市にも100万kW級の石炭火力発電所が建設される計画が立てられています。どちらが早くできるのかと言えば、市原市の運転開始が、2024年で袖ケ浦市は1年遅れの2025年に1号機の運転が開始される予定になっています。そこで市原市の方が、少し進行が早く、「計画段階環境配慮書」という文書がもう公開されています。この中に、面白い図面がありました。

 しかし容量が大きくて掲載ができません。この図面を見ると

① 二酸化硫黄の拡散範囲は、市原市、袖ケ浦市、木更津市、千葉市に及んでいます。二酸化窒素や浮遊粒子状物質(光化学スモッグの原因)の拡散状況も分かります。
② 最大濃度着地点が明示されています。煙突から7kmのところで東南東に当たります。袖ヶ浦で明示しなくても、この図面で、最も高い濃度の粒子が落ちてくる地区はわかります。

 さて、現状はまだ安心の数値であることは、「袖ケ浦市の環境」という冊子を見ればよく分かります。しかしこの上に、2024年から市原の排煙粉塵が降り、さらにその倍の粉塵が2025年以降、地元袖ヶ浦に覆いかぶさるように降ることになります。
 今のままの、安定した大気状況を保つことはできるのでしょうか?

 エナジー社はAさんの文書質問に対し「計画は個別に行う」ということを明言しています。総合的には第三者機関のチェックにゆだねるという考え方です。計画段階では「複合汚染は検討の余地なし」の考えです。粉塵の散る下で生活している市民のことは、念頭にないようです?
(続く)  kawakami

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