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石炭火力発電所建設と審議会記録⑦ [石炭火力発電所]

 2日間一息つきました。今日から具体的汚染について確かめていきます。

 夏を迎えて、光化学スモッグによる大気汚染の典型は、テレビに出てくる中国北京の風景です。この原因として出てくる言葉に「光化学オキシダント」という言葉があります。光化学オキシダントとは?

 光化学オキシダントとは、自動車や工場・事業場などから排出される大気中の窒素酸化物、揮発性有機化合物などが、太陽からの紫外線をうけ光化学反応を起こして作り出される物質の総称です。光化学オキシダント濃度が高くなり、空が白く「もや」がかかったような状態を「光化学スモッグ」とよびます。(佐賀県環境センター)

一番わかりやすい説明と思われる解説を掲載しました。

なぜこのことを取り上げたかと言えば、「袖ケ浦の環境」という市の「環境白書」的な冊子があり
ます。この中に大気汚染の調査結果が掲載されています。それが下記の表です。(クリックすると大きくなります)

osenndo.PNG


 つまり、7項目調査中、6項目については基準値内に収まっているのですが、ただ1項目「環境オキシダント」の調査部分が8調査地点すべてで、基準値を超えている現状があるからです。 


 市長が県知事に挙げた意見書の中にある「現在市内の大気汚染において環境基準を達していない・・」という文言は、この実態を踏まえた意見であると思われます。
 実態として、光化学スモッグは、平成26年度4回、25年度は6回警報が発せられています。千葉県内では千葉・市原・袖ケ浦地域で(という言い方で)12回発せられているという事務局答弁があります。(P10)また熱中症警報は平成27年度25回もあったとのことです。


 袖ヶ浦は、これを除けば大気汚染はありません。さてこの実態が、石炭火力発電所建設によってさらに激しいものになるのか、今まで通り変わらないのか・・そこを詰めて考えていきます。(明日に続く)











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