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教育ビジョンパブコメ~その9・まとめ~ [教育]

教育ビジョンパブコメ~その9・まとめ~

 上からの枠に押し込められたビジョンづくりには必ず矛盾が出てきます。例えば、誠実に・真剣に取り組んでこられた青少年指導員の方が(その5)その取り組みの中で2点の問題点を指摘されました。一つは「子どもの意見表明権」、もうひとつが「「遊び」と「あそび」の違いです。この矛盾は、実践的に解決していくことが出きます。現実を深く見つめることが、一つ一つの矛盾を解決し、枠組みの中で考えた取り組みの矛盾を、現実の課題解決で崩していき、子どもたちを一層幸せに近づけるのです。

 「地域の教育力」について、意図的に触れませんでした。10数年前袖ヶ浦に来たばかりのころは、朝夕の交通指導に携わる人たちや、学校支援ボランティアの人たちの姿は、まばらでした。現在、どこの地域でも、子どもたちを見守る大人たちが、数多くいます。「子どもたちを健やかに育てたい」という願いが満ち溢れているような感じがします。

 この市民の持つ教育力と、教師・学級・学校がどのように結びつくのか・・で、子どもたちは大きく変わります。現在学校では、当たり前のように、「学級経営」「学校経営」などという言葉が使われています。学校に「経営」という言葉が持ち込まれたのは1980年代初頭と記憶しています。校長の中には「企業の社長としての心構えが必要だ」などと述べる方も出てきてあきれたものです。

「経営」という言葉は利益を伴う言葉です。少なくても公立の学校であれば、使うべき言葉ではありません。一時鳴り物入りで迎えられた民間校長は、いつの間にか消えていきました。「学級運営」「学校運営」という言葉までは許されます。なぜ「学級づくり」「学校づくり」という言葉を使わないのでしょう。「まちづくり」という言葉があります。この言葉の中には、どのような街を作るのか・・と言う理念、ビジョンが込められているはずです。学校も、学級担任も当然、子どもを中心にどのような学級、学校であるべきか・・を追求すべきではないのでしょうか。

 そのような学校と、子どもたちのために朝夕路上に立つ親たちの心はつながるものだと思います。敷居の高いお上の学校では、つながるはずがありません。

 教師論にも触れたいのですが、長くなりすぎます。正式には「パブコメ 第二期袖ケ浦市教育ビジョン(後期計画)(案)に係る意見の募集 (教育総務課)」にかかわって、パブコメならぬ意見を申し上げた次第です。
建設的意見として考えてくだされば幸いです。

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