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袖ケ浦の農を語る・田正男氏の講演・その1 [農業]

 元県庁職員生活40年。農の現場と県庁現場。「困ったときの田頼み」と同僚、上司に言われて走り『県庁やくざ』と土建屋に言わしめた人物。この方をお呼びして「農の軌跡と、明日の農村、農の在り方」を考える集いが、昨夜袖ヶ浦市民会館で行われた。主催は「郷土の塩」という農業者が主体の市民団体である。

 確かに「田正男氏」の講演は、一言で言えば『痛快丸かじり』であった。国の農業政策の軌跡を語り、その節々での先読みの問題指摘の痛快さ、そして農業の国際的現状の含めた解説があって、「農業従事者はどうあるべきか」を説く。その具体的成功例を次々と提示する。そのキーワード的言葉を推測すれば「農業専門家としてのプロであると同時に、競争社会における経営者としての成功を掴め」とでもいうことになろうか?

 さて、自民党は「TPP絶対反対」の公約だったはず???しかし、あらかじめTPP合意を見通して、国は1~2兆円規模の農業政策を打ち出している。その特徴を確かめてみる。

1、農地の拡大
① 農地の規模拡大20~30ha・・そのために農地を譲ったものに対し農地集積協力金支給
② 離農奨励金制度
③ 集落ごと農業法人設立

2、地域組織の見直し
① 食品会社や商社と農協の連携強化
② 農業委員会の組織の在り方検討
③ 農地再生委員会~失敗者の援助

3、農業の担い手確保
① 新規就農者に奨励金支給
② 農業法人による若年層の雇用促進

3 目標
① 就農農業者…24万人
② 農業法人・・約8000
③ 集落営農・・13000

 問題はこの次である。田氏の講演内容と、上記国の農業政策と、袖ケ浦の農業者の現状と将来はどう結び付くのか。出口市長、山口副市長も参加されていた。袖ケ浦市の農業政策との関連は?
それは、明日のお楽しみ・・・(続く)

              kawakami



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