SSブログ

TPPと袖ケ浦農業 [農業]

「TPP絶対反対」とポスターに書いた自民党公約の結果はどうなったのか。政府の発表では(10月20日)全輸入品目の95%で関税を撤廃するという内容になっているのです。
 特に重要5項目(コメ、麦、牛・豚肉、乳製品、サトウキビ・甜菜)は聖域とし関税撤廃を認めないとしたのが自民党公約であり、国会決議にも反したものです。

 袖ケ浦で10haもの稲作に取り組んでいる方のお話を新聞で読みました(朝日)10 haで収入が800万円だというのです。袖ケ浦で10ha以上の方は10戸に満たない数です。小規模農家が圧倒的な数です。

 TPPの内容をもう少し見ましょう
★ コメ  アメリカから7万トン オーストラリアから8400トン  特別輸入枠
★ 麦   関税24%削減
★ 牛肉  現行38,5%の関税を9%に削減
★ 豚肉  低・中価格帯の従量税キロ482円を50円に(10年目)
★ 乳製品  バター・脱脂粉乳に低関税輸入枠(なま乳換算7万トン)

 日本の主権を放棄するようなTPP協定は、特に米国への追随、従属化・植民地化へまっしぐら進む道です。日本の農業崩壊とともに、心配なのは食の安全とともに、食料不足に陥った時の自給率の低下です。

 袖ケ浦農業を守る政策はあるのでしょうか?国の言うがままの農業政策では先行き真っ暗です。地方自治体として、地元農家を守る独自の政策が求められます。

 そして、大筋合意と言っても、協定文書はこれからです。TPPからの撤退と調印中止を訴えます。
          kawakami

nice!(5)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 5

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0