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ブラック企業並みなのか~教育現場状況~ [教育]

 外国から帰国した友人が、次のような話をしてくれた。
「日本の義務制の学校って、どうなっているんですか?弟は夫婦で先生をしているのですが、帰宅時間が9時、10時ですよ。これって今はやりのブラック企業でしょう。弟のカミさんは、とってもついていけないと、今年で早期退職することにしたんだって・・・」
 奥さんはまだ50台と聞いた。うわさでは聞いていたけれど、友人の話は石川県のことである。わが千葉県袖ヶ浦市の教育界はどうなのであろうか??

 丁度、東京新聞(9月25日)に、「忙しすぎる教諭」と題する記事が掲載されていた。
この記事によれば「埼玉県の公立中学校平均12時間在校」とあった。
 文科省が昨年11月教員の勤務時間についての実態調査を行ったのだ。それも、経済協力開発機構が、日本の中学校教員の勤務時間は、調査した34か国中最長であったという結果を受け、あわてて独自に調査したものである。

 その結果は悲惨なものであった。小学校勤務時間11時間35分。中学校12時間6分というものである。まさにブラック企業並み、ある教諭の1日の時間表が出ていたが、学校到着7:30、直ちに部活の朝練に始まって、帰宅が21時15分~30分の間。「泣く我が子を抱きしめる力もないほど疲れ・・」という育児と勤務との両立「もう限界」という見出しがついている。

「少人数学級」が叫ばれていたが、最近はその声もなぜか聴かれなくなった。無権利の状況に置かれたままの教育現場には、労働基準法など無縁なものになっている。袖ケ浦市教育現場の状況は、華やかなコンクール結果より聞こえてこない。

 もっと実態を知りたいものだ。教師が余裕を持って子どもと向き合うことが、教育の質を高めていく。教育委員会の学校を見る視点は、教育をめぐる環境整備が第一であることに心すべきであると考えるが如何?

Kawakami


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