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千葉袖ヶ浦火力発電所 [石炭火力発電所]

 15日夜、会議で長浦公民館に行った。行政センターの横に、パンフと分厚い冊子があった。取り上げてみると、新聞記事をもとに、一度ブログでも取り上げた火力発電所のきれいなパンフである。表紙には見出しに次の言葉が並んでいた。

(仮称)千葉袖ヶ浦火力発電所1,2号機建設計画
計画段階環境配慮書のあらまし
とあった。

 臨海工業用地に、大企業が位置づくことは、袖ヶ浦市にとって喜ばしいことである。前のブログにも書いたが、その際、いわゆる「公害」環境との兼ね合いには十分配慮が必要であることも書いておいた。

 ざっと内容を読んだ。昔豊かな農村に火力発電所が設置される計画が舞い込み、地元が大きな騒動に巻き込まれたことを思い出した。さすがにその当時とは違っていて、企業側作成によるこの文書は、万全ともいうべき環境配慮の調査資料が並んでいる。素人が見ても、どこに問題があるのか全く不明である。

 一番最後のページに「環境保全の見地からのご意見をお持ちの方は平成27年7月15日(消印有効)までに意見書を書き、お問い合わせ先にお寄せください。」とあった。つまり昨日が締め切りだったのである。

 そこで電話をかけて次のことを確かめた。環境担当の方が出られて丁寧に説明してくださった。
私が聞いたことは次の点である。
「今回のこの調査報告項目は大気環境、動物、植物への影響、景観の問題の3点です。袖ヶ浦は段丘による街の作りですから、排気流の流れと、想定される着地点の調査も必要であると思われますが、そのような計画はありますか?」
 これは、農村での火力発電問題の時、実は一番問題になった事項である。着地点での農業被害が当然予想されたからである。

 回答はこうであった。
「まだ前段階の環境調査で、現地調査は現段階では行われておりません。この後調査方法についての方針をだし、それに基づいての調査を実施することになります。順次その内容は広報に掲載していただき、報告してまいりますので、ご覧いただければと思います。ご指摘の点も今後の現地調査の時点で報告できると思います。」

 丁寧な応答であった。着工は平成32年。運転開始は平成38年ごろとのこと。あとで悔いの残らぬよう、今後は注意深く見ておくことにしようと思う。

       kawakami
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