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館山市議会で「議会基本条例」審議 [議会の在り方]

 館山市議会で「議会基本条例」の討議がなされている。すでに素案は完成しパブリックコメントにかけられている段階である。12月成立を目指しているが、どのような内容であるか・・興味があるので目を通してみた。

 全文11章で成り立っている。ここでは袖ケ浦市にない、目を引くいくつかの条文について順序不同で紹介したいと思う。

★ 議会として市民への議会報告会の開催が明示されていること。
★ 行政の政策過程説明項目の中に「市民参加の有無」が明示されていること。
★ 議員間討議が重視されていること。
★ 市民の傍聴参加を活発にするため、わかりやすい用語を使い理解しやすいようにすること。

 全文と逐条解説にさっと目を通し上記4点について注目した。議会主催での、議会報告・市民との意見交換等が、議会の責務として明示されていることは大きい。

 袖ケ浦市における今回の「火葬場建設問題」の政策策定過程では、行政の一方的方針決定による強行が問題としてある。議会として、そのことを行政の政策策定制作過程における義務項目として提示している意義は大きい。

 袖ヶ浦では「議員間討議」が、試行されたが試行で終わってしまうらしい。なぜなのか不明である。

 館山市議会議員のブログを読んだ。本人は、「議会基本条例策定委員」でもある。「個人的には不満な点がたくさんあるが、第一歩として一致点での合意を勝ち取った意義は大きい」と述べている。

 房総半島の南端の市で、新しい息吹が今噴き出そうとしていることに拍手を贈りたい。

                        kawakami

   

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