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放射性物質汚染廃棄物の処理問題を考える~千葉県弁護士会シンポジューム~ [産廃処理場]

11月2日、アカデミアパーク(木更津)を会場に、午前中は「第18回廃棄物処分場問題全国ネットワークin千葉」の交流集会、午後からは「千葉県弁護士会シンポジューム・放射性物質汚染廃棄物の処理問題を考える~放射能汚染から地域の環境と命を守るために~」という集会が開かれた。木更津市からは市長代理の環境部長が参加していた。
二つの集会を通して、記録しておきたい事柄がどっさりあるが、特に身近なことについて報告しておきたい。

               kawakami

◎一つは現地から(株)新井総合と太平興産という二つの産廃施設につての報告である。
特にここには、南房総山系の地層の特徴を明らかにし、水源地の危険な状況を図解した報告を掲載しておきたいと思う。
参考図          夏、海からの湿った風~年間2000mmの雨

上総掘り産廃2.PNG

(クリックすると大きくなります)
 
 報告者は小糸地区にお住まいである。小糸地区2800世帯中460世帯は伝統ある「上総掘り」による井戸水を使用している。また平成100選に選ばれた名水、久留里の水(酒造)も、この梅が瀬層の水をくみ上げている。

 もともと水源地に産廃施設は設置してはならないことになっているものを、沼田知事退任の日に許可の捺印をしたといういわく付きの施設である。またこの産廃施設からの汚染された漏洩水は、袖ケ浦、木更津、君津、富津、市原の一部を含む35万人の水源になる、小櫃川に流入の恐れも十分にある。まして放射能汚染物質(8000ベクレル以下)が、埋め立てられることなど、あってはならないことなのだ。

 その産廃施設(株)新井総合、大平興産がそろって3期の拡張工事申請を提出している。
該当する富津市、君津市、木更津市の3市は、拡張反対の請願を満場一致で採択。君津市は、議会の意見書、更には市長から反対の意思を県に提出している。

 袖ケ浦市議会では、一部の議員を除いて、この現実からなぜ目をそらそうとするのであろうか。不思議な議会の現状である。
                         









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