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袖ケ浦市議会議員諸侯の「無関心」 [産廃処理場]

 久留里に竹井さんというお坊さんがいらっしゃる。久留里の名水を守るために「千葉水源愛護会」を地域の人たちと組織し、名水を守る運動を進めています。このお坊さんが袖ケ浦、木更津、君津、富津の四市議会に陳情書を提出したのです。
 その趣旨は、水源地にある産廃施設「新井総合」が、汚染水漏れの事故を幾度となく起こし業務停止命令が出ているにもかかわらず、さらに三期拡張工事の申請を県に提出したことに対して、これ以上の拡張計画反対の意志をぜひ市議会として、県に届けてほしいというものです。

 これに対し、富津市議会では、9月13日の富津市議会の常任委員会において全員一致で採択となりました。また、同委員会では「天羽の水を守る会」他から出された陳情(大平興産第三期の拡張を認めないよう、県に要請)が採択された上に、富津市として「県の責任の追及」も加えるよう、委員会が決定しました。

 君津市議会は当然のごとく採択され、木更津市議会では、6月市議会に提出されたこの陳情が、いったん常任委員会で否決されたものの、本会議でその討議の不備が指摘され、委員長もそれを認めて継続審議になりました。9月議会では、委員会において5対1の賛成多数で採択されています。

 さて、この第3期計画については異常な事態が起きていることは先にブログでお知らせしてあります。それは、この三期拡張予定部分が、なぜか環境省の「環境アセスメント」対象地区に指定されたのです。なぜこのようなことが起きるのか?民間企業の拡張予定地なのです。「ひょっとして放射能高度汚染物質の最終処分地を考えているのでは?」という疑問も起きてきているのです。

 わが袖ヶ浦市議会議員の皆様の平和なこと・・・他の3市議員の事態認識の深さに比し、全く「無関心」の状況のようです。陳情採択賛成討論は篠崎(典之)議員1名。採択反対討論者ゼロ。それでいて採決は、不採択多数でした。その上、今9月議会に同じ趣旨の陳情が、地元を含めて多くの市民運動団体共同で提出されましたが、あっさり「みなし否決」ということで、審議の俎上にも上りませんでした。嗚呼・・・

環境省のアセス.PNG

(黄色線が拡大計画部分、赤線が環境省アセスメント対象部分)

                           kawakami

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