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新井総合(株)第3期開発計画反対陳情 [産廃処理場]

 君津の竹井さんが、事故続きの産廃施設・新井総合(株)の第3期増設について反対決議を挙げるよう、関連4市議会に対し陳情書を提出しました。袖ケ浦では6月19日の建設経済常任委員会で討議されます。
傍聴を呼び掛けます。                                  kawakami 

件名 産業廃棄物最終処分場の増設について反対の決議を求める陳情

陳情の要旨
新井総合施設株式会社が君津市内に設置した管理型産業廃棄物最終処分場の第3期増設について、反対の決議を行ってください。

陳情の理由
 新井総合施設株式会社が君津市怒田字花立643-1外に設置した管理型産業廃棄物最終処分場の増設に関して、平成24年1月20日付けで同社より林地開発行為事前協議書が千葉県に提出されています。
第3期となる今回の増設事業は、埋め立て面積8.2ha、容量200万㎥、事業区域は全体で64.5haとなる極めて大規模なものとして計画されています。

 そもそも大福山周辺という山紫水明の地、また地域を潤す河川の源流に処分場の設置が認められたことは、豊かな水と緑を郷土の誇りとする私ども住民にとって、全く痛恨の出来事でありました。

 平成24年1月には、第1期処分場が内部保有水の漏洩事故のため県の勧告を受けて搬入停止となりました。そして第1期処分場の搬入停止が解除されない中、本年1月より第2期処分場が稼動しています。また事業者は勧告を受けた後も林地開発行為事前協議を取り下げることなく、事前協議終了の要件となっている住民説明会を開催し、放流先河川となる御腹川の管理者である君津市との協議を計り、来庁を繰り返しています。

 近年のこのような動向から、あらためて処分場の安全性や事業者の倫理性に疑問が持たれます。また第3期増設の事業規模から思うに、このまま増設が進むならば、大福山西麓、御腹川源流域の保全という選択肢を将来の世代から永久に奪うことになるものと、深く憂慮されてなりません。

 御腹川が合流する小櫃川の水は、木更津市内で水道原水として取水され、広範囲に供給されます。このことから本件は君津市のみならず、木更津市、富津市、袖ヶ浦市等30万人もの水道水源の安心安全に関わる問題であります。また市原市随一の観光資源であり、県民の共有財産とも言うべき大福山、梅ヶ瀬渓谷の景勝にも影響を及ぼす事案でもあります。君津市が擁する小櫃川と小糸川との二つの水系と、その源流の森は、近隣市にとっても保全されるべき価値を有するものであり、地域への配慮を欠いた野放図な開発に対し、本市から断固とした姿勢を示すことは、今を生きる君津市民のみならず、近隣市民や将来の世代の健康で文化的な生活を守るための一つの責務であるものと思います。

 よって、袖ケ浦市議会として新井総合施設㈱の最終処分場第3期増設について、反対の決議を行っていただきたく、陳情申し上げます。

平成25年5月27日
袖ヶ浦市議会議長  渡辺  盛  様

                   千葉県君津市小市部127  ちば水源愛護会    会長 竹井 宗弘

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