SSブログ

残土条例を巡って~過去の具体例を~ [残土埋立]

 残土条例については、すでに幾度となくこのブログで触れてきた。過日の常任委員会での審議の様子もありのままに書かせていただいた。また現場視察をされたり、近隣都市の視察をされた様子については、視察先の友人・知人から、袖ヶ浦市議会議員視察の状況も聞かせてもらっている。常任委員会審議はすでに終了、あとは6月19日の採決を待つのみであるという。私には、まだまだ審議することがあるのではないか、今の状況で常任委員として、大丈夫市民の期待にこたえうる形での、また自らの決断に確信を持って決定を下す自信があるのかと聞いてみたくなってしまう。
 そんなことを含めて、あと数回残土条例についての問題提起をしておきたいと考える。

 過去10年間の特定事業のずさんな結末については、45%弱の事業が不適切であったという事実でまっすぐな目で見れば、ご理解いただけたことと思う。
 今日はもう一つ、10年以前に行われた事業が、今も放置されたままになっている状況を、身近な例から報告しておこうと思う。

 丘の上図書館の道路向かい側には、緑の芝生で整地された広場があり、市民の格好の運動場として活用されている。その運動場の山側をご覧になられるがいい。積み上げられた土地の白い壁面と、大雨でも降れば、今にも崩れてきそうな斜面が見える。10数年前の業者が、規定外の高盛土で、完成検査不合格。その後事業者オーナーが交通事故で死亡。会社も自然消滅で、未検査放置のまま10数年を経過している残土埋立土地の名残である。このような場所は、ちょっと走ればいたるところにある。すぐ近いところでは、平成通りにも見ることができる。

 過去に、紙面だけの、無責任な許認可を行ってきたずさんな県行政の具体的姿は目の前にごろごろ転がっている。そのような行政のあり方に対する反省として、独自の条例策定に踏み切ったはずではなかったのか? 「地方分権の主体者としての地方自治体」という自覚は行政にあるのか?袖ヶ浦市の総合計画のキーワードは「自立と協働」である。その「自立」が一番不足しているのは「市民」ではなく「行政」それ自体と考えるが如何?

現状を写真にとっておいた。

丘の上図書館向かい.PNG

                                                    kawakami

                      
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0