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「さよなら原発10万人集会」熱気あふれた代々木公園会場 [原発災害]

次々とくる大型バスの合間を縫って降車場につく。道の両側の歩道はすでに会場に足を運ぶ人たちでぎっしりである。

長野県、栃木県の、のぼり旗が目に入った。その中で、ひときわ目を引いているのが福島県の黄色いのぼり旗とそろいのTシャツだ。「福島はやはり力が入っている」とそばの誰かが呟いている。人ごみの中に降り立って、皆さんの後について歩き出そうとしてもなかなか進めるようなものではない。会場まで3~400mぐらいなものであろうか・・・それでも、一つ一つの交差点で待ちながら、会場と言われるところにたどり着くまで、優に30分はかかってしまった。


 会場はすでに満席で、入れないのである。遠路来られた地域の人たちを優先し、千葉、埼玉、神奈川等・・関東一円のグループは、会場外に集合場所が位置づけられていて、マイクで主催者の挨拶を聞いている。それでもやはりむくむくと野次馬根性が出てくるのは習い性というものか、グループから外れて、何とか会場内にもぐりこんだ。炎天下地面に座り込んでの集会であった。


鎌田慧さん、坂本龍一さん、大江健三郎さん、今年の11月には木更津に来て下さる澤地久枝さん、落合恵子さんの姿も壇上に見える。次々と話される内容は、いずれも力に満ちたものであった。予想外の参加数ということで10万人は突破しているという主催者の話であった。


気温34度。私は自分の体調を考え、デモ参加は見送らせてもらった。道端に大きな横断幕を広げて並んで座っている人たちがいた。聞くと福島から来た人たちであった。その横断幕の文字は、子どもたちの想いがつづられた絵や言葉いっぱいのカードで構成されていた。実際に被災した福島の人たちの、全身をぶつけたような気迫に圧倒され、言うべき言葉を失った。


腐った政治家たちを、東電の幹部を、電力マフィアの隠れ幹部を、この会場の中央に座らせたい。人々の怒りとはどのようなものであるかを、頭ではなく、体で感じさせてやりたい。親子連れが多数参加していた。親たちが子どもたちに身を持ってみずからの証を立てている。子どもを守るとはどういうことなのかを、直接わが子に見せている。
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27日金曜日。私たちの小さな街、袖ケ浦市でも「原発再稼働反対デモ」を実施する。
全国津々浦々で声を上げよう。主権者としての意思を表明しよう。次の世代に負の遺産を残さぬことを改めて痛切に感じた一日であった。
かわかみ


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