水源地近くに放射能汚染汚泥を捨てるな

　今日は午後3時から「放射性物質から命を守る市民の会」の街頭宣伝と署名運動を長浦駅前で行ってきました。すでにご存知のことと思いますが、袖ケ浦、木更津、君津、富津市と市原市の一部を含む35万人の飲料水を取水する小櫃川上流にある産業廃棄物処理施設に、あろうことか放射能に汚染された汚泥の廃棄がすでに始まっているのです。このことについて市民への説明はありません。

　政府が今まで100ペクレル/1kgとしていた基準値を、勝手に8000ぺクレル/kgに変え、現在5500ペクレル/1kgの汚泥が運び込まれているのです。この中のひとつ新井総合（株）では、汚泥処理で改善勧告をついこの前受けたことが毎日新聞で報道されていました。このようなずさんな処理をしている管理施設から、大雨が降ったら放射性物質を含む汚泥が流されることは容易に
想定されます。もし水源である小櫃川が汚染されたらどういうことになるでしょう。飲料水はもちろんのことですが、小櫃川下流には豊かな農地が広まっています。即刻横浜のように搬入は中止すべきです。

　これらのことを訴えたチラシを袖ケ浦全戸に新聞折込で入れています。読んでくださった方々なのでしょう。「こいつはひどい、止めなきゃ・・・ご苦労さんだね」とか。「今遠足帰りの子どもたちを迎えに父母がたくさん駅舎内に固まっているよ。早く行ってみたら・・・」などという好意あふれる言葉をかけてくれる方もいて、元気付けられました。

　明日は千葉県庁に抗議に行ってきます。この運動をもっともっと広げていくつもりです。どうぞご協力をお願いします。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　事務局　かわかみ

コメント 1

汚泥、汚泥といいますが例えば5500Bq/kgの廃棄物は
かずさクリーンシステムからの溶融飛灰かと思います。
一応、廃棄物にも種類がありますのでよろしくお願いします。

放射性物質を含んだ廃棄物の持ち込みについて、
市民への説明がないということですが、
御腹川と久留里地区の水を守る会には説明があったと聞いています。
どんな内容であったかはわかりませんが。

できましたら久留里方面の自治会にも署名のお願いをしてみてください。
千葉県唯一の「平成の名水百選」選定地ではないかと迫ってはどうでしょうか(^^;)

あと、たとえ搬入を止めても放射性物質は処分場内に残ったままですので、
君津市の水道水源保護条例を改正して、放射性セシウムについて合計10Bq/lまでとかに
規制するような請願を出しておくとよいのではないかと思います。
どのみち増設に伴い新しい排水処理施設が稼働するので、
そちらで逆浸透膜処理を使うなら、たとえセシウムが出てきても
だいぶ除去できそうですが・・・。

それにしてもアラックスニュースは酷いですね。
勧告受けたばかりというのに、即日覆土してますといけしゃあしゃあと
言ってのけてます。
ここで謝罪の言葉でも載せていればまた印象も変わったでしょうに。

酷いといえば市民ネットの議員の皆さんのブログ。
処分場視察のレポートがもう業者の広報代わりです。
あの視察はちょうど勧告受けたばかりの頃ですよね。
勧告の件伏せられてちゃんとやってるように騙されちゃったわけでしょう。
新しく抗議の記事書くぐらいのことしてもらいたいものです。




by お疲れさまです (2011-11-02 00:35)