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8月6日午前8時15分 [その他]

 昨日の東京新聞に、作家の宮内さんが「原爆記念日を前に」という題で寄稿している。その中で宮内さんは、ポーランドの作家ヤセンスキーの「無関心な人々の共謀」という詩の一節を紹介している。

  敵を恐れることはない
  敵はせいぜい君を殺すだけだ
  友を恐れることはない
  友はせいぜい君を裏切るだけだ
  無関心な人々を恐れよ
  彼らは殺しも裏切りもしない
  だが無関心な人々の同意があればこそ
  地上には裏切りと殺戮が存在するのだ

 原爆も、原発も、もっと身近な政治の成り行きも
 「沈黙の同意」で、彼らの思い通りになっている
 この国の無政府状態を作り出しているのは
 ひょっとして物言わぬ、否言おうとしない
 これらの人々なのかもしれない。

                        一会員  




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