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亡国の白書表紙と募集チラシ [平和]

 下の二つの画面を見てください。唖然としました。  kawakami


亡国の防衛白書1.PNG

亡国の防衛白書2.PNG


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平和の詩 [平和]

 沖縄戦から76年の「慰霊の日」。糸満市摩文仁の平和祈念公園では沖縄県主催の戦没者追悼式が開かれ、宮古島市立西辺中学校2年、上原美春さんがことしの「平和の詩」に選ばれた「みるく世(ゆ)の謳(うた)」を朗読しました。

「みるく世」は、沖縄で「平和な世」を意味します。「みるく世の謳」の全文です。

12歳。
初めて命の芽吹きを見た。
生まれたばかりの姪は小さな胸を上下させ
手足を一生懸命に動かし
瞳に湖を閉じ込めて
「おなかすいたよ」
「オムツを替えて」と
力一杯、声の限りに訴える
大きな泣き声をそっと抱き寄せられる今日は
平和だと思う。
赤ちゃんの泣き声を愛おしく思える今日は
穏やかであると思う。

その可愛らしい重みを胸に抱き
6月の蒼天を仰いだ時
一面の青を分断するセスナにのって
私の思いは76年の時を超えていく

この空はきっと覚えている
母の子守唄が
空襲警報に消された出来事を
灯されたばかりの命が消されていく瞬間を

吹き抜けるこの風は覚えている
うちなーぐちを取り上げられた沖縄を
自らに混じった鉄の匂いを

踏みしめるこの土は覚えている
まだ幼さの残る手に
銃を握らされた少年がいた事を
おかえりを聞くことなく
散った父の最後の叫びを

私は知っている
礎を撫でる皺の手が
何度も拭ってきた涙

あなたは知っている
あれは現実だったこと
煌びやかなサンゴ礁の底に
深く沈められつつある
悲しみが存在することを

凛と立つガジュマルが言う
忘れるな、本当にあったのだ
暗くしめった壕の中が
憎しみで満たされた日が
本当にあったのだ
漆黒の空
屍を避けて逃げた日が
本当にあったのだ
血色の海
いくつもの生きるべき命の
大きな鼓動が
岩を打つ波にかき消され
万歳と投げ打たれた日が
本当にあったのだと

6月を彩る月桃が揺蕩う
忘れないで、犠牲になっていい命など
あって良かったはずがない事を
忘れないで、壊すのは、簡単だという事を
もろく、危うく、
だからこそ守るべきこの暮らしを

忘れないで
誰もが平和を祈っていた事を
どうか忘れないで
生きることの喜び
あなたは生かされているのよと

いま摩文仁の丘に立ち
私は歌いたい
澄んだ酸素を肺いっぱいにとりこみ
今日生きている喜びを
震える声帯に感じて
決意の声高らかに

みるく世ぬなうらば世や直れ

平和な世界は私たちがつくるのだ

共に立つあなたに
感じて欲しい
滾る血潮に流れる先人の想い

共に立つあなたと
歌いたい
蒼穹へ響く癒しの歌
そよぐ島風にのせて
歌いたい
平和な未来へ届く魂の歌

私たちは忘れないこと
あの日の出来事を伝え続けること
繰り返さないこと
命の限り生きること
決意の歌を歌いたい

いま摩文仁の丘に立ち
あの真太陽まで届けと祈る
みるく世ぬなうらば世や直れ
平和な世がやってくる
この世はきっと良くなっていくと
繋がれ続けてきたバトン
素晴らしい未来へと
信じ手渡されたバトン
生きとし生けるすべての尊い命のバトン

今、私たちの中にある

暗黒の過去を溶かすことなく
あの過ちに再び身を投じることなく
繋ぎ続けたい

みるく世を創るのはここにいるわたし達だ
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オスプレイ最新版 [平和]

 「浜田の翁」さんから、オスプレイ問題で奮闘している野中さんから送られてきた貴重な資料3枚を紹介します。怖ろしいことが見えないところで着実に迫ってきています。 kawakami
(クリックすると大きくなります)

飛行ルート1.PNG


闇夜のオスプレイ2.PNG


首都圏のオスプレイ3.PNG







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 騒音機の設置を提言 [平和]

 会員の「浜田の翁」さんからの提言です。この提言を読むと、袖ヶ浦の人たちは、何と優雅に、ゆったりとお過ごしになられていらっしゃるのか・・と思います。10年と言いません5年後にどのようになっていることか???              Kawakami

 岩国米基地所属の戦闘機やオスプレー、輸送機が低空飛行訓練で頻繫実施している昨今の状態は画面を見て確認下さい、「オレンジルート」と呼称している、徳島県から⇨四国山地の山間を低空で縫う様に ジェット戦闘機、オスプレー、米軍輸送機が定期的に、それも低空で 飛来飛行し 愛媛県⇨岩国基地へと訓練するのです  まったくひどい状態です。

騒音機配置図.PNG

 さて木更津市陸上自衛隊駐屯地に陸上自衛隊オスプレーは4月上旬に 1機飛来して 現在は6機になりました。発表はないが、岩国基地に残っている、1機も飛行飛来する事でしょう。

 それに米軍所属のオスプレー整備作業も1、2機目は手間取りましたが、この4月上旬では、5機目の整備が完了し米軍に飛行帰属いたしました。駐屯地内では3機同時に整備可能な整備庫ないで米軍のオスプレイの整備が進行しています。

 陸上自衛隊オスプレー(当方は 日の丸オスプレー と呼称)は将来17機となり期限無しの暫定配備となり、飛行訓練(昼間と夜間(闇夜の離着陸+飛行))が常習恒久となるのは必定的です。
 それと既属のヘリ空挺隊のヘリコプター訓練、プラス米軍所属の定期整備後のテスト飛行、これらが入れ替わり立ち代わり離発着する。その騒音被害は今の比では無い状態になること必定です。飛行中の部品落下事故や墜落事故も発生する事が懸念されます。

 又南房総の山間にヘリ飛行訓練区域(当方呼称:九十九谷訓練区域)が有るが、そこを飛行訓練すれば 四国のオレンジルートと同じく、騒音被害や、落下物、墜落事故等も起きる事が懸念されます。

騒音計.PNG


 添付写真は「固定式騒音測定器」です。2013年に牟岐町と海陽町の役場屋上に設置されたものです。当時の設置費:766,500円/1基。
 2019年には海陽町、那賀町、三好市に設置 設置費:718,667円/1基との事。
徳島県には5基の 固定式騒音測定器が設置済み。測定器の耐用年数=10年、検査に合格すれば更に5年プラスです。データーは 牟岐町の場合 屋上の測定器からコードで総務課の部屋の写真の様な記録装置に接続されている。データーは、SDカードに保存されます。

 何と固定式騒音測定器設置を2013年に設置したんですよ!岩国基地周辺と 島根県と北広島地区に設定されている米軍機訓練区域:エリアー567地区と岡山県北部、島根県南部、広島県北部、鳥取県南部の山間(中国山地)ここに“ブラウンルート”と呼称される訓練ルートがある。この米軍機訓練区域、飛行ルート下の自治体には、現在20基の固定式騒音測定器設置が設置されています。(設置主体者:国、県、地方自治体です)

 袖ヶ浦市、木更津市、君津市、等の木更津自衛隊駐屯地に並びに訓練ルート、区域の自治体に固定式騒音測定器設置を提案して下さい(経費:国、県、自治体etc)。富津市、市原市、船橋市、習志野市も呼びかけが必要か!

 袖ヶ浦市内の 固定式騒音測定器設置場所 候補地 
①今回建替え進行中の市庁舎屋上。
②袖ケ浦駅東京湾側で、アクアライン東側 将来宅地開発が進むであろう地区(この地区には「一般環境測定局」が無い)新設要望とそこに固定式騒音測定器設置を併設する(海抜0地帯 津波、高潮、洪水当等の浸水、非常用バッテリー太陽光発電装置付き)。

いずれもデジタル方式リアルタイム測定、データーは建替え市庁舎の必要部署(総務課、環境課、危機管理課 ?etc +警報は当直守衛室)に集中しデーターハードSSDに自動記憶とする。

大気環境、騒音、等の近隣市町村とのデーターリンクを今後協議提携を進める。
以上当方からの要望&構想案です。




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『袖ケ浦市民が望む政策研究会』7 [平和]

 14年間の歩みも終章に近づいた。明日でこの連載を終える。最後はフランス共和国大統領マクロン氏に送った手紙と、その返信をお伝えしよう。パリ協定実現に向けて、先頭に立つマクロン大統領と、最低の位置に立って恥じない日本の首相の姿をしっかり見つめてほしいと思う。
実は、今月いっぱいでブログの連日更新を終えたいと思っている。11月1日からは私の登場は1週間に1度月曜日にする。火曜から日曜までは会員による自由な発信ができるようにしたい。理由は加齢による継続困難を感じているからである。始めがあれば終わりもある。そろそろ老兵は消えていく。このブログの集約数が連載されているが、記事3234本が今日までの数字である。

 以下マクロン大統領あての手紙と返信である。

 2017年6月1日深夜、あなたは、パリの大統領府からテレビ演説をされました。その時の文言は、今も強烈に私の胸に焼き付いています。
パリ協定を離脱した米国・トランプ大統領に対し「米国民に対しても、地球の将来にとっても間違いをおかしたことになる」と断言され、「プランB(代替案)はない。地球Bはないからだ」という歴史的な発言をされました。そのうえで、ドイツなど欧州や世界のパートナーとともに「パリ協定での責任を果たし、温暖化との闘いを続ける」と強調されたのです。
 以降2年間、地球温暖化防止のための世界的取り組みは、人類の存亡とかかわるのだという認識となって国境を越えて、急速な広がりと、深化を見せ、「化石燃料から自然再生エネルギーへ」という呼びかけは世界の常識となりつつあります。

 私の住む東京湾岸には、4か所の石炭火力発電所建設計画がありました。しかしこのうち3か所について、パリ協定実現を目指す市民運動を展開することで、計画断念に追い込むことができたのも、世界の趨勢が大きな力となって後押ししてくれたからであろうと思います。
 一方、パリ協定は2050年までの長期戦略を、2020年まで提出するよう、各国に求めています。
日本国は本年6月に開催されるG20大阪サミット(6月28・29日)で気候変動を重要な議題のひとつに位置づける意向を示しました。そこで日本はこの機会に、議長国として、日本の「長期戦略」を提起すべく準備にかかりました。しかし残念なことに、この「長期戦略」は、パリ協定が示す水準から見ると決して満足できる内容ではありません。
 私は現在88歳の高齢者です。残された人生も数える程度です。しかし自国を愛するだけではなく、地球人類の生存のために、尽力されているあなたの姿に、私も重ねたいと願います。

 あなたの一層のご健闘を祈念します。そして機会があれば、我が国日本政府へ、米国に対しての発言と同じく、善意に満ちた厳しい忠告をしていただきたく願い、お手紙を差し上げた次第です。フランスと日本の一層の友好と親善が深まると同時に、パリ協定が一歩一歩実現に向かって力強い歩みを続けますように、そしてその先頭にいつも、マクロン大統領が輝いていらっしゃることを祈り、私からの手紙といたします。    

 2か月後に思いもかけぬ返信が届いた。フランスという国の民主主義の深さを感じさせるものであった。

2019年8月27日 パリ  川上 様
 フランス共和国大統領は、貴殿が大頭領宛て送られた書簡を拝受し、私に彼に代わって答えるよう任せられました。     
貴殿の行動は、意見交換や対話のアプローチであり、おおいに注目された事である事をご確心ください。(どうぞ、私の最高の気持ちを受け入れてください)敬具
        大統領府事務総長  フランソワーグザヴィエ ロッシュ


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放射性廃棄物の最終処分に関する説明会 [平和]

木更津で高レベル放射性廃棄物の最終処分に関する説明会

◆ 昨日、木更津の栗原先生から、下記のメールが入りました。ブログでの拡散について了解を得ていますので、そのままお知らせします。      Kawakami

平和と自然を愛される皆さまへ

 昨日、地学団体研究会の方から電話が入り、「高レベル放射性廃棄物の最終処分に関する対話型説明会」が、11月25日に木更津で開催されるとの情報が入りました。
地学団体研究会はどのような団体か、次のHPで確認して下さい。
https://www.chidanken.jp/02_1.html

 また、早速、NUMO(原子力発電環境整備機構)のHPにあたり、木更津での説明会の概要を確認しました。それが、以下のものです。
 まだ時間がありますので、平和・人権の会など様々な場で、対応を論議していきたいと思います。また、地学団体研究会発行の「<高レベル放射性廃棄物>は、ふやさない、埋めない」というパンフを、20部ほど入手しました。一部100円で頒布します。連絡下さい。

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高レベル放射性廃棄物の最終処分に関する対話型説明会
開催日程
11月25日(水)千葉(木更津市)
  開場・受付 17:50 開会 18:20 閉会 20:30(予定)
  会場:木更津商工会館 3階 第一実習室ほか
      (千葉県木更津市潮浜1丁目17-59)
  申し込み必要 https://reg31.smp.ne.jp/regist/switch/00051c00076F9CjrBk/taiwaForm_kisarazu

★ 高レベル放射性廃棄物の最終処分に関する対話型全国説明会 -開催概要-
原子力発電環境整備機構(NUMO)は、経済産業省資源エネルギー庁との共催で、高レベル放射性廃棄物の地層処分について理解を深めていただけるよう、全国的な対話活動を実施しています。

(目的)
2017年7月の国による「科学的特性マップ」の公表を契機に、日本でも地層処分に適した地下環境が広く存在するとの見通しを共有しながら、この問題を社会全体で解決すべき課題として、地層処分について理解を深めていただくことを目的とします。

(運営方法その他)
・2018年4月13日にとりまとめました「対話活動改革アクションプラン」の策定等を踏まえて、手作り・直営実施を基本方針とします。
ただし、専門性および業務効率性の観点から必要な場合は、外部の専門業者に直接委託します。
・本説明会は、謝金提供またはそれに類する便益供与等による参加者募集および一般的な周知を超える参加要請をしない旨、徹底のうえ開催します。

(プログラム)
・第1部:映像、地層処分の説明(資源エネルギー庁・NUMO)
・第2部:テーブルでのグループ質疑
※きめ細かくお答えするため、ご質問等は全て第2部のグループ質疑にてお伺いいたします。
※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、少人数ごとに部屋やテーブルを分けるなど、人と人との距離を十分にとり、実施いたします。

詳しくは→ NUMO(原子力発電環境整備機構)のHP
 https://www.numo.or.jp/info/


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「躓きの石」 [平和]

 南米パラグアイ・イグアス移住地に、移住60周年記念誌編集のお手伝いに行っている友人熊田和子さんのFacebookに、興味深い記事が掲載されていました。今日はちょっと変わった内容に触れてみましょう。

熊田さんが紹介しているのは「ギュンター りつこ」さんという声楽家で、ドイツ在住の方が書いた「躓きの石」という記事です。心がジーンと熱くなります。読んでください。

「躓きの石」

 ドイツの街を歩いていて、路上でこういった10センチ四方のゴールドプレートを見つけたら、ぜひ立ち止まってみてください。
 そこには例えば「ここに住んでいたのは エリーゼ・ウルマン 1920年生まれ 1943年アウシュヴィッツで殺害」というように、ナチス時代の犠牲者の悲しい運命が記されています。
その数は7万5000個、犠牲者のほとんどがユダヤ人ですが、他にも共産主義者、身体障碍者、抵抗運動グループのメンバー、聖職者、ロマなど様々です。

 この小さな記念碑は『躓きの石』と呼ばれ、犠牲者が最後に住んでいた家の前に、「ここに住んでいた証」を埋め込んでいくというプロジェクトで、1992年にグンター・デムニッヒというドイツ人のアーティストが始めました。
 これはデムニッヒ氏の「強制収容所で名前を奪われ、その代わりに番号だけを与えられた犠牲者に名前を返したい」との思いから始まりました。

 道行く人がそのプレートを見つけ、読もうとして身をかがめますが、その「頭を下げる行為」もまた、プロジェクトの目的に含まれています。なぜなら当時のドイツ人のほとんどは、犠牲者が強制的に連れ去られていくことに抗議しなかったからです。
『躓きの石』とはいえ、実際に躓くわけではありません。デムニッヒ氏は「心と頭で躓く」という観念的なものだと言っています。

 犠牲者をただの統計的な数に終わらせず、「ここに」生きていた、「ここで」生活していたという記録を残さなくてはならないとの思いから、地元の学校と高校生が中心になって、当時の古い住所録、エルサレムのデータベースなどから犠牲者の記録を探し出す調査を行っています。

 このプロジェクトはドイツ国内だけではなく、今ではヨーロッパ25ヵ国にも拡大していますから、大変な資金が必要です。真ちゅう製キューブは施工費を含めて一個120ユーロ、一般市民と企業の寄付金で賄われています。
 年に二回、アウシュヴィッツ解放記念日の1月27日と水晶の夜の11月9日(ユダヤ人迫害が始まった日)にはすべての石は磨かれ、蝋燭の火が灯され、花が手向けられます。
こちらのサイトでは、ベルリンの躓きの石マップが見られます。すごい数ですが、クリックすると、犠牲者の記録を読むことができます。ええっ!うちの近所にもあったの?と私もこのサイトで初めて教えてもらいました。
https://www.stolpersteine-berlin.de/en/finding-stolpersteine

▲ 追記:躓きの石が見られる国は以下の通りです。
ドイツ、オーストリア、オランダ、ハンガリー、ポーランド、チェコ、スロヴァキア、ベルギー、ウクライナ、イタリア、ノルウェー、スロヴァニア、フランス、クロアチア、ルクセンブルグ、ロシア、スイス、ルーマニア、ギリシャ、スペイン、リトアニア、ラトビア、フィンランド、モルドバ、スェーデン、デンマーク。
(写真は公式サイトからお借りしました。)

躓きの石 (熊田さん).PNG




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敗戦記念日2 広報そでがうら  [平和]

 (昨日に続く)

◆ 敗戦の日・・・広っぱに集まってラジオを聞く・・真夏の碧空が目に染みた

 函館の空襲の後、再び狩太(ニセコ町)に戻り、援農生活が再開した。空襲の時の強烈な印象があったせいか、なんとなくピリピリとした雰囲気の毎日であったような気がする。戦況はますます悪化し、本土決戦が叫ばれるようになっていた。そんな緊迫した雰囲気は、8月8日の新聞記事で極限に達したような感じがする。

 ヒロシマへの原爆投下は8月6日であった。しかし当時軍部の最高機関であり、すべてを統括していた大本営は、発表を二日延期し8日の発表になったのだ。「原子爆弾」という聞きなれない名称を「ハラコ爆弾」と呼ぶ人もいたくらいである。「新型の爆弾」であり「今までにない強烈な威力を持つ爆弾」であるという。
 続けて9日には、この爆弾が長崎にも落とされた。しかし、その被害の実態はどのようなものであるか、私たちにはわからなかった。

 そんな不安の日々でも、日常の生活は変わりなく、私たちは真夏の焼きつける太陽のもとで黙々と大地に向かっていた。そして十五日を迎えた。早朝先生から
「今日の援農は休みにする。お昼にラジオで重大な発表があるから、時刻になったら会館前の庭に集合すること」
という指示を受けた。「昼食の時間があるというのに、その時間に集まれとはなんだろう?」単純にそう考えて、休みでもあるしほっとして、小川に遊びに行ったり、洗濯をしたりしていたような気がする。

 雲一つない碧空であった。ニセコのお山も昆布岳もくっきりと青空に稜線を際立てていた。天皇陛下の玉音放送であるという。天皇陛下は神様で声など聴いたことがなかった。みんなが耳を澄ましていると、独特の節回しの声が流れてきた。
「朕深く(ちんふかく)世界の大勢と帝国の現状にかんがみ、非常の措置を以て時局を収拾せざるを欲し、ここに忠良なる汝臣民に告ぐ・・・」(資料調査・玉音放送原稿)
 何を言っているのか、さっぱり意味が分からなかった。先生が説明を加えた。
「敵国が出したボツダム宣言を受諾するということだ。ここには、降伏についての条件が書かれてある。それを受諾するということ。つまり戦争に負けて降伏するということなのだ。」

 茫然とした。「今は負けていても、最後には神風が吹き、日本が最後の勝利を得ると教えられ、信じてきたものが、これはどういうことか・・・・」なにか、今までにない悲愴な感情がこみ上げてはきたが、だからと言ってどうすればよいのか・・だれも発言するものはいなかった。
 先生も、その説明をしただけで、何も言わなかった。中学二年生である。真夏の太陽だけが、じりじりと、そんな私たちを焼き付けていた。

原爆投下.PNG
(ヒロシマに原爆投下)

◆ 8月15日号 「広報・そでがうら」
 
 袖ケ浦市は「平和都市宣言」のまちである。8月15日号の「広報・そでがうら」は今までにない編集になっている。第一面「語り継ぐ未来へ」と題し、平和を語り継ぐ会ピーススタッフ・きみつ」の積田文子さん(市内在住)の活動を紹介し、平和都市袖ケ浦」の宣言文が表示されている。
 あと5年もしたら、戦争体験者はいなくなると新聞にあった。袖ケ浦市広報が積極的に「戦争を知らない世代」に対し、語り継ぐ活動を紹介すていることは、素晴らしいことであると思う。
「広報・そでがうら」編集スタッフに敬意と感謝をささげたい。
                                 かわかみ






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機銃掃射・敗戦記念日 [平和]

◆ 8月15日「敗戦記念日」です。75年前の今日のことも含め、「自分史」の中から、一番恐ろしかった空襲の話など、戦争体験から2つの話をお伝えしようと思います。 かわかみひろし

◆ 「孫たちに贈る」機銃掃射…あと30㎝離れていたら・・「語り継ぐ北海道空襲・補遺Ⅱに寄稿」

 1945年、敗戦の年の7月14日、午後2時ごろだったかな?突然空襲警報が鳴りだしました。敵の飛行機が襲ってきたのです。幸い兄弟みんな家にいたので、すぐ父が作ってくれていた防空壕(家族が入れるくらいの穴を掘って、上を覆い、土をかぶせ、被害を防ぐための隠れ場所)に入りました。みんな体を寄せ合い敵の飛行機が通り過ぎるのを、じっとかたくなって待っていました。

 その日の空襲は、爆撃機ではなく艦載機(航空母艦から飛んできた戦闘機)でした。家の屋根すれすれになるくらいのところを、かすめるように飛んで、人影を見ると狙い撃ちをするのです。どれくらい防空壕に入っていたのでしょう。実際は短い時間だったようですが、恐ろしさいっぱいで、とても長い時間のように思われました。やがて爆音も消えて、なんだか静かになったようでした。
「お兄ちゃん。まだ出たらだめ?」
と、弟の八郎に聞かれました。
「よし、兄ちゃん見てみるから、じっとしているんだぞ!」
そう言って、私はもぐりこんだ入口のふたをそっと開け、首を出しました。あたりはシーンとしています。

「もう大丈夫だろう・・」と、体を乗り出した途端でした。後ろの方からバリバリバリ・・・という音とともに、飛行機の轟音が頭の上を通り過ぎると同時に、体から30㎝ほど離れた地面の土が、一直線の線を描いたように跳ね上がったのです。私を狙った機銃掃射の銃弾が、体のそばを通り抜けたのです。あわてて壕の中に転がるように飛び込みました。あれがもう30㎝こちらだったら、どうなっていたのでしょう。壕の中でふるえるように硬くうずくまってしまいました。「兄ちゃん大丈夫?」「何があったの?」と聞かれたのですが、応える元気もありませんでした。

 この日函館には、数十機の戦闘機が空襲し、函館と青森を結ぶ連絡船が、十二隻あるうち十隻が沈没し、429名の人たちが亡くなったり、行方不明になりました。市街地の200を超える家々が攻撃され、79名の人たちが亡くなっています。

 後でわかったことですが、「函館山には空襲に備えて、高射砲(飛行機を撃つ大砲)が設置されているから安心せよ」という軍からのニュースは全くの嘘でした。山には飾りの大砲が並べられてあるだけで、敵の飛行機が襲ってきたというのに一発も撃てませんでした。

 私がまだ中学2年生だった遠い昔の話です。でも今だって、同じような目に合っている人たちが世界中を見渡すと大勢います。澤地さんという作家と、中村さんというお医者さんの対話集を贈ります。少し難しいけれどぜひ読んでみてくださいね。
 ~援農の最中、7月11日から17日の一週間、函館に一時帰宅しました。なんとその時の出来事でした。この文章は、網走の菊地慶一先生が取り組んだ、北海道空襲の記録に寄稿したものです。~
  (明日に続く)



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長崎平和公園の記念碑 [平和]

 今から25年前、私は南米・アルゼンチンの首都、ブエノスアイレスに住んでいました。私は頼まれて、出身地の北海道苫小牧にある地元紙「苫小牧民放」に、通信を送っていました。
 今日は、その通信の中にある、ある高校の記録を是非書いておきたいと思います。
                                 かわかみ
                      

 ブエノスアイレスの郊外に、サン・イシドロ市という緑豊かな落ち着いた町があります。この町に「マリーン」という83年の歴史と伝統を誇る私立学校があります。昨年のことです。この学校の中・高校部教師の「カレラ・フアン・カルロス先生は、歴史の学習の中で、子どもたちにヒロシマ・ナガサキのことを教えるために、原爆を描いた「八月のラブソディ―」という、黒澤明監督の映画を生徒と一緒に見ることにしました。
 映画は、生徒たちに大きな衝撃を与えました。その学習の中で生徒から
「ブラジルやキューバから長崎の平和公園に、連帯の気持ちを伝える記念碑が贈られているのに、なぜ同じ南米のアルゼンチンからは贈られないのか」
という疑問が出されたそうです。そこから討議が発展し
「原爆投下50周年に向けて平和を願う記念碑を長崎に贈ろう」
という運動を呼びかけることを決めたのです。

 この呼びかけの輪は全校に広がり、そして市民の間にも広がっていきました。インドロ市では、市長自らこの呼びかけに賛同し協力を約束してくれました。早速記念碑のデザインが公募され、この学校の卒業生であるダビロン・マティアスさんのデザインが入賞しました。
 市在住の彫刻家ジャ・コミニ・バブロさんが制作を担当し、9月1日その完成除幕式が学校玄関前の広場で盛大に挙行されたのです。
 私たち日亜学院には、その長崎での被爆者である木田先生がいらっしゃいます。木田先生も含めての招待状が届き、私も喜んで出席いたしました。除幕式には市長、カトリック、教会の神父さん、父母、生徒全員が参列し、遠くナガサキに届けとばかり、ベートーベンの第九「喜びの歌」を合唱したのです。

 この記念碑は、生徒たちの願いを長崎県当局が受け入れて、平和公園噴水の前に設置されることになっています。それは被爆者の「水をください!」という叫びが生徒たちの耳に焼き付いているからということでした。
 長崎の除幕式には、カルロス先生や、マティアスさんも出席する予定でいるそうです。
「平和について子どもたちに教える教育は、記念碑を造ったことで終わりではありません。むしろ、これから新しい出発が始まるのだと考えています。」
この学校の校長先生が話された言葉が印象的でした。(明日思いもかけないことが続きます)

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原発再稼働反対デモ袖ケ浦 [平和]

  2月には珍しい温かい日よりの中、袖ケ浦市での恒例の原発廃炉再稼働反対デモが行われました。
人数は決して多くはありませんが4市順繰りにひたむきに、訴え続けています。今回は新しく2人の方が参加してくれて、かわいい二人のお子さんも併せると19名の参加でした。

原発再稼働反対、汚染物質を水源地への搬入阻止等を訴えたデモです
Youtubeで見られます
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原発再稼働反対デモ in 袖ケ浦 [平和]

 袖ヶ浦から始まって、木更津、君津、富津と4市順繰りに、月順に行っている「草の根原発反対デモ」。今月は袖ケ浦です。2月15日(土)に行われます。天気予報図を見てみると、土曜・日曜と雨になりそうですが、当日の様子を待ちましょう。
 
 福王台中央公園に集まって、16号線を往復一回り、歩く運動にもなります。にぎやかに明るく、楽しく、車に、通る人たちに訴え続けましょう。

 原発デモ.PNG


◆ 緊急ニュース 明日、袖ヶ浦市議会全員協議会開催

 明日12日、袖ケ浦市議会の全員協議会が開催されます。懸案の副市長人事の提案がある予定です。副市長人事については、前出口市長時には、不適格人事として議会では不採択が続きました。
今回はどうなるのでしょう?思いもかけぬ方が候補になっているようです? 乞うご期待!

                                kawakami
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オスプレイの暫定配置反対 [平和]

「オスプレイ来るないらない住民の会」の野中さんから、下記の要請が届きました。そのまま掲載します。抗議文を集中しましょう!  kawakami


全国の友人のみなさん、戦争イヤダ、平和を愛するみなさん

 自衛隊購入のオスプレイ(米国で訓練中)17機を陸上自衛隊木更津駐屯地に「暫定配備」したいとの防衛省の要請に対して木更津市議会は、容認の「意見書」を12月18日(12月定例会最終日)に発議し、議決しました。
 議決を待っていたかのように木更津市長は「議会の意見を重く受けとめ、容認する」と記者会見しました。
 25日には防衛省おとずれ、河野防衛大臣の「努力」するとの回答があったので正式に受け入れて、森田健作千葉県知事にも挨拶しました。
 これらの動きは新聞、TV等で大きく報道され、日本中に「暫定配備の期間は5年」がすり込まれました。この間の審議内容は秘密のベールに包まれた異常なものでした。(私は1週間のドラマと呼んでいます)

 住民の会(仮称)は、次の点で防衛省、木更津市長、同議会議長に抗議し、撤回を求めています。全国から抗議と撤回の大波を起こしたいと思います。ご協力をお願いします。

1、河野太郎防衛大臣 宛
 木更津飛行場を「適地」とした理由を示していません。木更津市長と5年以内と約束した合意
文書もその内容を遵守する具体的な協定書?もまだありません。国防は、住民がするのです。
市民や住民をバカにした横暴ではありませんか。断固抗議します。丁寧で平易な説明をしなさい。

2 渡辺芳邦木更津市長 宛
  貴職は、2つの市民との約束を破りました。
① 暫定配備期間を防衛省からの明示と暫定期間中についての合意を文書で確認する。
② 市民の安全・安心が確保されるか、の2点は約束ではなかったか?
 議会の「容認の意見書」を重んじ閉会を待っていたかのように容認を公表するなど信義に欠けるのではありませんか。
 容認を「撤回」してください市長は政治家です。しっかり理念を披瀝すべきです。

3 近藤忍木更津市議会議長 宛
 市長に答弁させない議事運営、基地政策特別委員会の「議案のない審議」等民主主義を軽んずる運営は到底認められません。
 11月6日、7日に公費で佐賀県、佐世保に行政視察された結果を報告させないのはなぜですか?
貴職は、基地対策特別委員長時代に岩国市を行政視察していますが報告書を提出していませんか?公費の支給はどうなっていますか?
 12月定例会で報告されていれば「容認の意見書」は発議されなかったかも知れません。その責任は重いです。市民は納得していません。
「容認を撤回」してください。貴職のブログは議長としての中立性に欠けています。抗議します。


 私たち市民・住民はだまし討ちに遭ったようなものです。絶対許せません。
平和を愛する全国の友人のみなさん!次の関係部署に一人ひとりが抗議と戦争をさせない意思を伝えてください。オスプレイ来るな いらない住民の会は、抗議と平和なまちづくりのチラシを作成中です。

● 例示 オスプレイは重大事故が相次いだ「構造的欠陥を指摘されている輸送機」です。
● 憲法9条に反する攻撃型輸送機です。
● 木更津、また日本のいかなる地域への配備にも反対します。
(各個人の意見ですのでこだわりません)         
                          以上 文責 野中080-5377-1475

〇 要請先
・防衛省           fax 03-5261-8018
・防衛省北関東防衛局企画部  fax 048-600-1832
(防衛省北関東防衛局は「防衛省」の千葉県を含む地方支分部局で、企画部がオスプレイ配備の担当部局です)
・木更津市   企画部    fax 0438-23-9338
・木更津市議会 事務局    fax 0438-22-4734      

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これは酷い・怖ろしい [平和]

 友人からのつツイッターである。驚いた動画が掲載(←リンク先)されてあった。ここに登場する人物像は、有権者の前では絶対しゃべりはしないことを、お仲間の前では、平然と本音をさらに強調して発言している。こういうのが日本の将来を狂わせていくのか?ぜひ見てほしいという拡散希望の文言通り、多くの人たちに見てほしいと思う。
                               kawak



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中東派遣 [平和]

 信頼している方から、拡散希望で下記のメールが入りました。そのまま掲載します。
                              kawakami

【自衛隊員の現状】


アカ停覚悟で書きます。コピペ及び拡散希望します。

◆ 知人の自衛隊員の話。

 現在、中東派遣が決まり、自衛隊の中でも拒否する隊員が相次いで居るが、上官は国の命令だと言い、一切聞く耳をもたず、辞職する事さえ許されないと言います。
 若者隊員が数人で直訴するも認められず、更に派遣される隊員は何が起きても覚悟し一切の責任を自らが負う事という誓約書に署名を強要されると言います。
 家族が裁判を起こそうにも引き受ける弁護士も居ないと言う現状…。隊員の家族がこの現状をSNSで拡散するもアカウントごと停止にされると言われてます。

 確実に人権剥奪であり、正に狂気です。

 今の政府のやってる事は完璧に違憲であり、国家による大量殺戮に等しい状況です。
そして周知の通り、海外派遣どころではなく、国内は災害で未だにボロボロの状態です。
経済を見ても、被災地を見ても防衛目的の派遣というのは全て詭弁です。

#兵役が居なくなれば徴兵待ったなし
#憲法はもはや完全無視
#いい加減沈黙やめろ
#いつまで他人事だ日本人は
#またバカな歴史を繰り返すつもりか
#クズ政権の暴挙を許すな
#ダメリカの戦争犯罪の片棒を担ぐ世界唯一の被爆国
#NoWar
#ImNotAbe
#StopIranSendingTroops


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