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オリ・パラ観戦について教育長へ申し入れ [教育]

 本日29日、袖ケ浦市教育委員会・御園教育長を訪問し、児童(小6)生徒(中2)のオリンピック、パラリンピック観戦計画について、「袖ヶ浦市民が望む政策研究会」会長 関 巖名で下記の申し入れを行いました。
 話し合いは、終始和やかな雰囲気で、率直な意見交換ができたことを嬉しく思います。教育長からは「子供たちにとって一番良い方法をよく考えて判断します」
との回答をいただきました。以下申し入れ文書をそのまま公開します。


                         2121年6月29日
 袖ケ浦市教育委員会教育長  御園 朋夫 様
                   袖ヶ浦市民が望む政策研究会 会長 関  巖

   児童・生徒のオリンピック・パラリンピック観戦についてのお願い
 コロナ禍の中、袖ケ浦市の学校教育についてのご尽力に感謝申し上げます。今回のお願いは上記、「児童・生徒のオリンピック・パラリンピック観戦」計画について、慎重なご検討をお願い申し上げたくお手紙をさし上げる次第です。

 ご承知のとおり、児童生徒の観戦計画については、県から、昨年1月時点で「学校連携観戦チケット」として、希望校の申請を求められ、54市町村830校から10万4700枚の登録がなされました。
 しかし今年5月には、コロナ禍による非常事態宣言もあり、観戦辞退申し込みの受付を行ったところ、結果は27市町村390校。配布枚数は5万4487枚に減少したことが、新聞紙上で明らかになっています。近辺では富津市がいち早く辞退いたしました。木更津市、君津市、袖ケ浦市は、保留中と聞いています。

 私たちの願いの基本は、「オリ・パラ観戦の会場枠1万人以外に、児童・生徒を動員して、観戦させる」という国の方針に対する危惧にあります。
 その一方「子どもたちに見せたい。子どもたちも見たいであろう」という願いを持つ親たちがいることも否定するものではありません。 
 
 しかし、それ以上に、「コロナ禍の下にさらすような観戦はさせるべきではない」と考える親たちがいる事をしっかりと認識すべきです。
 コロナ感染予防に対する基本は人流の抑制と密集を避けることです。そのことから私たちは袖ケ浦市教育委員会が、率直に申し上げますと「辞退すること」を希望していますが、従前からの経緯もあり、また観戦を希望する児童・生徒もいることから、仮に実施するとした場合にあっても、次の条件を満たすものにしていただきたいと願っています。

お願い事項
1.児童・生徒のオリンピック・パラリンピック観戦は中止すること。

仮に実施する場合は
2.公的学校行事として扱うのではなく、希望参加にすること。したがって不 参加についての欠席扱いはしてはならないなど不参加者が不利益にならない こと。

3.事前に、保護者にきちんと参加募集、コロナ感染防止、熱中症対策につい ての説明会を行うこと。

4.コロナ感染防止、熱中症対策のためのあらゆる措置をとること。

5.感染者が出た場合袖ケ浦市教育委員会の責任において学校、親と対応する こと。

 以上、私達「市民が望む政策研究会」としての要望をお伝えする次第です。
袖ケ浦市の子どもたちに、この結論を、誇りとして語りつぐことのできるような、深いご討議を、重ねてお願い申し上げます。 
                               敬具                                                

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