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自浄力のない不思議な議会 [議会ウオッチング]

① フランス共和国大統領 エマニュエル・マクロン様  という手紙を書いたことがあります。
何のために書いたのか、以下手紙の内容です。

 2017年6月1日深夜、あなたは、パリの大統領府からテレビ演説をされました。その時の文言は、今も強烈に私の胸に焼き付いています。
パリ協定を離脱した米国・トランプ大統領に対し「米国民に対しても、地球の将来にとっても間違いをおかしたことになる」と断言され、「プランB(代替案)はない。地球Bはないからだ」という歴史的な発言をされました。そのうえで、ドイツなど欧州や世界のパートナーとともに「パリ協定での責任を果たし、温暖化との闘いを続ける」と強調されたのです。

 以降2年間、地球温暖化防止のための世界的取り組みは、人類の存亡とかかわるのだという認識となって国境を越えて、急速な広がりと、深化を見せ、「化石燃料から自然再生エネルギーへ」という呼びかけは世界の常識となりつつあります。

 私の住む東京湾岸には、4か所の石炭火力発電所建設計画がありました。しかしこのうち3か所について、パリ協定実現を目指す市民運動を展開することで、計画断念に追い込むことができたのも、世界の趨勢が大きな力となって後押ししてくれたからであろうと思います。

 一方、パリ協定は2050年までの長期戦略を、2020年まで提出するよう、各国に求めています。
日本国は本年6月に開催されるG20大阪サミット(6月28・29日)で気候変動を重要な議題のひとつに位置づける意向を示しました。そこで日本はこの機会に、議長国として、日本の「長期戦略」を提起すべく準備にかかりました。しかし残念なことに、この「長期戦略」は、パリ協定が示す水準から見ると決して満足できる内容ではありません。

 私は現在87歳の高齢者です。残された人生も数える程度です。しかし自国を愛するだけではなく、地球人類の生存のために、尽力されているあなたの姿に、私も重ねたいと願います。

 あなたの一層のご健闘を祈念します。そして機会があれば、我が国日本政府へ、米国に対しての発言と同じく、善意に満ちた厳しい忠告をしていただきたく願い、お手紙を差し上げた次第です。フランスと日本の一層の友好と親善が深まると同時に、パリ協定が一歩一歩実現に向かって力強い歩みを続けますように、そしてその先頭にいつも、マクロン大統領が輝いていらっしゃることを祈り、私からの手紙といたします。 

 なんとこの手紙に対し、きちんと返事が来たのです。1日に大統領あての手紙が1000通を超えて、それを受け取る専門の郵便局があり、そこで分類され、必要なものは大統領に直接見せる仕組みになっているとのこと。そして一月後には、私の所に返事が届いたのです。事務総長名で「あなたの提言は、国際社会にとって有意義なものと信じます。」大統領は私にあなたへそのことを伝えるよう命じました。
私は心を込めてそのことをお伝えします。…とありました。
 民主主義の深度が違うと思いました

② 袖ケ浦市長、教育長にそれぞれ、お願いがあってお会いすることができました。市長にはゼロカーボンシティー宣言をするよう激励の意味も込めてのお願いでした。教育長にはオリンピック観覧のこと、国葬の扱いのこと等お願いと歓談をさせていただきました。いずれも気持ちのよい話し合いでした。
 12月議会議長が交代になりました。祝意を込めてお願いの件もあり、1時間ほど時間をいただきたい旨お手紙を差し上げました。1月も2月も3月議会の準備で忙しく会う時間がないという返事です。
 一番強く記憶にあるのは、渡辺議長の時、JR問題で急にお伝えしたい必要があるので、お会いしたいと申し込んだら「いつでもどうぞ・・」ということで、長浦駅一般通路完成の日を期して「緑の窓口
がなくなることをご存知ですか」とお伝えするとびっくりして、直ちに市長ともども千葉支社に抗議に行くことを連絡してくれて、千葉支社長の方が慌てて飛んできた・・ということがありました。
 渡辺議長からは、そのことについて感謝され「いつでも何かあったら話に来てください」と言われました。この違いはなぜなのでしょう?

③ 議会あての意見書は、通常、議長あてに提出します。議長は各議員あてに印刷し配布し、討議してくださいます。ところがいつからかルールが変わったのか、無視されるのが通常になりました。返事一本も来ません。議長と意見が違う市民の声は無視してもよし・・となったのでしょうか
 一方、市民の声を市に届ける道は、市長宛ての意見書がしっかりとあります。ここでは必ず返事がいただけます。議会への要望を届ける道はゼロ・・・あるとすれば議員個人あてのお願いのみとなりました。サスガに陳情と請願と、議員各位が個人的に開いている議会報告会、あるいは会派を通しての意見は出すことができるようです。しかし陳情も「趣旨採択」なる逃げ場を作り、結局は何もしない。こういうことにはよく考えつくものだと感心しています。

④ 自治体の政治形態は、憲法が保障する「二元代表制」が基本に据えられているはずです。目下会派ごと優れた自治体へ視察に行かれ、交流し学んでこられたようです。学んだことは、この地で生かしていただきたい。マズ「自浄力」を付けていただきたい。情けない議会と言われないよう、心を大きく、深く持っての活動をお願いします。
                                  
                                    kawakami
 
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