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袖ケ浦市議会傍聴記 1 [議会ウオッチング]

 今日から議会傍聴記に入る。動画傍聴記である。耳が遠くなったので実際に議会に行って聞いてみたが、答弁は殆ど聞き取れない状況であった。長浦公民館に行けばそれでも聞けるし、録音ができるのでわからなかったことは再度調べることができる。議会では録音機は使えない。こういう矛盾したところは、傍聴規則で糺してくれるといいのだが、そう簡単になぜかできないところが議会の不思議事項の一つである。

 南房総市の議会事務局に聞いた。定員18人。一般質問申し込み14人。議長・副議長を除外すると、一般質問をしないのは2名のみであるという。「羨ましいですね」というと、事務局職員は誇らしげに、「選挙で新しい議員が登場し、この議員諸侯が奮闘しているのですよ。」と答えてくれた。

 さて傍聴記に入る。まず第一報は一番最初の吉岡さんからか…と思ってよく見ると、昨日は文教福祉常任委員会で陳情案件を審議している。それが驚いた。陳情案件は次のような文言であった。

◆ 陳情趣旨
 コロナ禍で保育所の重要性は広く社会に認識されましたが、感染対策を徹底しながら、子どもの発達を保障し、子育て家庭を支えるには、現在の配置基準は不十分であり、子供の命と安全を守るためにも保育士増員が急務になっています。
 小学校では、コロナ禍を受けて、全学年での少人数学級化が順次実施されており、2021年度「学級基本調査」によれば、公立小学校の学級当たりの平均児童数はすでに22.7人になっています。一方で小学生よりも幼い乳幼児が、長時間生活する保育所等の4・5歳児の配置基準(子供30人に保育士一人)が、基準制定以来70年以上、一度も見直されていないことは、ゆゆしき事態と言わざるを得ません。
 国は2023年4月に「こども家庭庁」を創設して、これまで以上に子ども関連施設の充実・推進を目指し、予算も倍増するとしています。それならば、今こそ保育関係予算を大幅に増やし、保育士配置基準の引き上げによる保育士増員、処遇の改善を国の責任で進めるべきです。
 つきましては、貴議会より、国に対して「子どものために、保育士配置基準の引き上げによる保育士増員」を求める意見書」を提出していただけるよう陳情いたします。
◆ 陳情項目
① 子どものために保育士配置基準の引き上げによる保育士増員を図ること。
② 公定価格を引き上げ、保育士等の処遇改善を図ること。

 この陳情であれば、当然のこととして、簡単に全員賛成であろう・・と思ったら、なんと、反対が3人。賛成が3人、文教・福祉常任委員会は7名構成なので同数。その結果委員長の緒方議員が反対に回り否決に至ったというのだ。なぜこんなことが起こったのだ?賛成はとなみ議員、吉岡議員、塚本議員。反対は佐藤麗子議員、伊東章良議員、伊藤啓議員であり委員長の緒方議員である。

 さて皆さん、これをどう考えますか?あなただったら賛成・反対何れに投じますか?陳情者は「千葉県保育問題協議会」どのような活動をしているのか調べてみると

 だれもが安心して子どもを生み、育て、働きつづけられるように、すべての子どもがすこやかに育つように、保育者がいきいきと働き豊かな保育をすすめることができるようにという願いのもとに、千葉県保育問題協議会(略称:県保問協)は1971年5月に結成されました。
この会は、千葉県で唯一の保育運動の連絡組織として県内各地の運動や実践の交流を軸に、子育ての運動の和をひろげる役割を果たしてきました。

・保育園父母会・民間保育園
・無認可保育施設
・保育園の保育者
・幼児教室の保育者や父母
・学童保育所の指導員や父母
などの団体会員や個人会員から構成されている協議体です。いたってまじめな道一本追及している

 反対者は、どのような反対意見を挙げたのか・・・公明党は福祉と平和の党ではなかったのか・・通常考えられないようなこじつけ意見が飛び出すこともある。常任委員会は動画はないのかな?・・保育所に通わせているお母さんたちは、しっかりとこの投票結果を覚えていることです。3か月後の議事録が出ます。出たらしっかりと読んで、ブログに紹介することにいたしましょう。
                               kawakami




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