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社会への帰属要求 [コロナ問題]

 北海道の友人から手紙が来た。その手紙に、彼が共産党が出している地域新聞に寄稿したという意見が書かれてあった。コロナ問題での「新しい生活様式」の考え方に対する意見である。そのままここで紹介する。勿論本人の了解済みのものである。  kawakami


 長期戦が予想されるコロナとのたたかいで、3密ノーを中心とした「新しい生活様式」が言われている。人類の生存を脅かすウイルスへの対抗策として、やむを得ないと言える。
 今、感染封じ込めと経済再生のバランスが最も重要として各国が模索を続け、新しい「生活様式」はここから考えられたものだろう。

 しかし、新しい生活様式を営むことで気になることがある。3密を避けることは、人間の社会生活を極端に制限することであり、その長期化が人間に何をもたらすかを認識することが求められる。
 ネット・携帯と縁遠い高齢者や、一人暮らしの人たちにとって、友人との会話や趣味のサークル活動などは生活のハリとなっているが、それが許されない生活を送ることで、うつや認知症の増加、そして孤独死の危険が高まることを憂うのは私だけではないでしょう。

 人間は社会的動物です。「新しい生活」は、感染閉じ込めと経済活動だけでなく、人間が本来持っている「社会への帰属要求」を含めて考えることが必要ではないでしょうか。
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