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県内で残土問題2件 投稿 [残土埋立]

 「横田のお兄さん」からの投稿で、2件の無許可埋め立てによる、自然破壊のニュースが届きました。袖ケ浦の高谷地区の再生土問題はどうなっているのか、気になっています。
                              kawakami

◎ 夷隅落合川  無許可埋め立て
 千葉県いすみ市国府台で今月、山林に搬入された土砂が押し出されて近くの落合川を塞ぎ、一時流れをせき止めた。土砂は市内の土建業者が無許可で埋め立てている可能性があるとして市から行政指導を受けている最中だった。県夷隅土木事務所は原状回復を指示し、業者は河川から土砂を除去することには応じているものの土砂の搬入は続けており、付近住民が不安を募らせている。

 同事務所によると、25日、夷隅川支流の落合川右岸に積み上げられている土砂の一部が河道に流れ込んでいるのが確認された。土砂は川岸の竹林を押し倒して、幅約10メートルの河道を約50メートルにわたって高さ数メートルで塞ぎ、一時は川の流れを完全にせき止めたという。上流部分の水位が上昇してダム湖のように水面が広がり、下流に土砂で濁った水が流れ込んだ。

 同事務所は12日、土砂が河川敷まで迫ったため、業者を注意していた。だが、対策が講じられないまま搬入が続き、22日から土砂が河川内にこぼれ始めた。業者は26日になって重機を投入して河道から土砂を取り除き始めた。事務所は数日中の撤去を求めているが、業者は26日以降も土砂を搬入している。

 落合川は2004年に台風による大雨であふれ一帯が浸水。今年9月の台風24号でも一時、氾濫危険水位を超えた。今月27日には前夜からの降雨で増水し、ダム湖部分の水位が上昇して地域の住民が心配して川の状態を見に集まった。近くに住む男性は「川が埋まっているのに土砂の搬入がまだ続いており早く何とかできないのか」と不安そうに話した。

 市によると、業者によるこの場所への土砂搬入は8月に始まった。県道から約50メートル離れた河川に向かって埋め立てが進み、市が上空から撮影した写真で埋め立ては2000平方メートル超とみられる。市の埋め立て条例で500平方メートル以上の土砂埋め立てには許可が必要だが、市の再三の求めに、業者は「500平方メートル未満」と主張して許可申請は出ていない。県内外ナンバーのダンプカーが出入りしているが、土砂の出所は不明という。

 市環境水道課は「これまで業者を指導してきたが、河川を塞ぐという大変な状況に至った。どうしたら業者に原状回復させられるか県や法律専門家などと対応を検討している」としている。【金沢衛】毎日新聞2018年10月30日 09時45分

落合川.PNG


◎ 市原市大桶・・再生土崩れ
 市原市大桶では、牛久と潤井戸を結ぶうぐいすラインの裏側にある斜面で、再生土を含んだ土砂が崩れ道路が通行止になっています。

 ここは市原市と長柄町の境界線に近いあたりで、残土の埋め立てや山砂の搬出が行われてきた場所です。道路沿いにその場所に入るためのゲートの入口があります。

 2016年から太陽光発電のパネルを設置する工事が進められているようで、年月の長さと言い、完成となればかなり大規模のソーラー発電所ができるのでしょうね。

 この現場では9月にも土砂崩れを発生させており、林業事務所は崩れないように土嚢を積むように指示していたそうです。土嚢が不十分で、雨水を逃がす調整池が不十分なまま工事を進めていたことが大きく土砂崩れする結果となったようです。

 うぐいすラインは牛久や大多喜方面から、ちはら台や千葉市内に抜けるショートカットの道として広く使われている道で、現場が通れないとなるとかなりの影響があります。

2018年11月08日(木)千葉日報




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