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水道企業団との意見交換会 =その4= [水道事業]

水道企業団との意見交換会 =その4= 2024/03/04     関  巖

 以下2月26日の企業団との話し合いを報告します。質問・要望はこちらから1月31日に出したもの、回答は2月21日に企業団からの回答です。
2月26日の話し合い事項でQは市民から、Aは企業団からの発言です。

④企業団の民営化について、鈴木事務局長は「現在のところ考えていない」と表明されています。今後10年以内、2035年までに民営化の動きが出る可能性があるのか、ないのか伺います。
(回答)
当企業団では現在の所考えておりません。

Q
 昨年秋の水道議会で鈴木事務局長が議員の質問に対して「現在のところ考えていない」と答弁がありました。「現在のところ~」と言う表現は、来年やったとしても去年は考えていなかったと文脈上可能です。状況が変わったから民営化を考えますよ、といくらでも言えます。文脈上いくらでも言えるんです。ですから「現在の所」と言うのを確認したい。私達は少なくとも今後10年間は民営化の動きはないのかを確認をしたかった。ですから質問したのですが回答は全く変わらず「現在のところ考えていない」と言う事です。
今パブコメで広域ビジョンを作っていますね。パブコメをしている広域連合ビジョンに民営化と言う文言は入っていますか。この会ができた一番のきっかけは統合が民営化の第一段階となるのではないかとの危惧から出発しているのでこのことははっきりとしておきたい。


 今後10年間の計画の広域連合ビジョンの中には民営化という言葉はこざいません。こちらでは逆に信頼確保、技術の継承などを書かせていただいて、今後も水道事業を持続的に引き継いでやっていくように計画しているところです。と言う事から現在の所民営化は無いとこちらでは考えているところです。ただし、今後経営者の経営判断その他国の動向によって変更せざるを得ないと言う事からこのような表現となっています。


 確認ですけど広域連合ビジョンでは民営化は書かれていない、ただ国とか社会情勢とかで民営化の動きがあった場合では可能性を否定できないと。

A 
その通りです。


 企業団でPPP,PFIなど民営化に関する受付セクションを作ってますね。どういった提案が出てくるのを想定してるのか。


 水道管の工事とか浄水場の施設とか国からの交付金、補助金を使って今更新をしております。この交付金を貰う要件にPPP,PFIの窓口を設置するようにと言うのが条件です。そのためホームページに窓口を設置させていただいております。あとは10億円以上の工事をする時民間からの提案をはねのけるのではなくて受け付けなさいと、受け付けた上で検討しなさいと、これは補助金を貰っている全国の水道事業体が窓口を設置しております。ただし我々が補助金を使って工事をやっているんですけれど、これは全部令和5年度以前に国から採択された物でこれには該当しない。令和6年以降新しく交付金を使って やるときこれが必須になるんですけど、これが民営化に結びつくことはないと思っていただいて大丈夫です。


 部署を設置しなければいけないと言うこと、民営化に結びつかないと言うことはわかりました。この部署を作ってどんな提案が出されるのか想定していますか。


 想定としては現在の所 該当するところがないので具体的には考えていません。国からの例示はあります。大きな浄水場の更新ですとか大きなポンプ場の更新など多額の費用、10億円以上の工事の時は設置しなさいと。なぜ国がこのようなことを行っているのかはPPPとかPFIが国としては進んでいないので国として進めていきたいと言う意思があると言うことです。現在念頭においている工事はこれを活用する物は無いと言うことです。
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