SSブログ

自然に埋もれて  投稿 [環境問題]

 北海道白老郡白老町という町に住む中野嘉陽さんから、月に一度「白老の自然」という手刷りB4版の情報紙と、白老の自然にかかわるエッセイが送られてくる。
2018年1月1日付のこの情報誌は、ちょうど200号とあった。200号と言えば16年と8か月になる。よくぞ続いてきたものだ。

 この「白老の自然」の舞台は、彼が在職した萩野小学校時代の「里山づくり」の中から生まれた「萩の里自然公園」(今は町が運営する自然公園になっている)に始まり、日本の重要湿地500選にも選ばれている「ヨコスト湿原」の保護や調査。ここには約465種の植物と四季を通じて64種の野鳥が観察できるという。さらには、アイヌ民族博物館の周辺ポロト湖の自然観察会等目をみはる多彩さである。

 中野さんの人柄にひきつけられ、自然を愛するいろんな方々が、この情報誌には登場する。白老という町は太平洋岸に沿った長い街で、JRの駅が町内に7つもある。その各集落の自然スポットニュースはもちろん、お隣の登別温泉の秘境・クッタラ湖にかかわる、ロマンあふれる発掘した歴史の記録や、「銀の雫降る降るまわりに」の神謡集で有名な知里幸恵記念館のことなど、地元の歴史に関する秘話も登場したりする。みな「白老の自然」に結集した人々の寄稿である。

 100号の時「おどろいたこと」を中野さんに届けた。今回200号に祝福の手紙を届ける。次は300号を待ちたいが、それまで私がこの世にあるかどうか・・

 わが袖ケ浦にも、そして東京湾周辺にも、そういう方々がたくさんいらっしゃることを知っている。東京湾での干潟保存運動、各地での里山作り、更には千葉県の場合、自然破壊に対するたたかいがある。首都圏残土産廃の捨て場としての環境破壊であり、最高品質の山砂採取で、山一つがまるまるなくなったりしている現実がある。

 白老から毎月届く「白老の自然」の重さと深さは、これらの現実に対する新たな挑戦への激励と刺激を、私に与えてくれていることを中野さんにまずお伝えしたい。
 その上で、300号への出発への拍手と、激励をお届けしたいと思う。祈る健闘!





nice!(1)  コメント(0) 

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。