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不思議な会社「袖ケ浦エナジー」4 [石炭火力発電所]

 2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震および茨城県沖地震を契機に、コスモ石油千葉製油所(千葉県市原市)に設置しているLPG出荷装置および貯槽設備にて火災・爆発が発生し、2011年3月21日に鎮火したという事故がありました。

 このとき、袖ケ浦の消防署から國の機関に、住友化学袖ケ浦工場で保管されている〈劣化ウラン〉への延焼の有無について報告があったことが明らかになり、袖ヶ浦市民の不安が一挙に高まり、市議会選挙と絡まって、選挙の公約にも登場したほどでした、

 私たちの会では、この問題を取り上げ、住友化学に説明と現地視察を申し入れました。
会社側では、この申し出でに快く応じて、当日は大型バス2台を出し、駅から工場まで参加者を送迎してくれました。説明会では、劣化ウランは、触媒として搬入されたこと。国の管理下にあり、保管を委託されていること、会社としては撤去したいのだが、行き先がないため、やむなく安全に十分留意しつつ保管していることを率直に説明し、現地を職員が案内しつつ、参加者の質問にも丁寧に答えてくれました。

 参加市民約100名、皆納得されて、むしろ会社に対し、激励の言葉が出たほどでした。

 企業と市民の関係は、このように信頼関係に裏打ちされたものであるべきと考えます。
特に、現地市民の生命にかかわる事業を行う企業には、厳しい企業倫理が求められるべきでありましょう。「袖ケ浦エナジー」の現時点までの市民への対応は、この原点を無視したものと言えます。厳しく抗議するとともに、改善を要求するものです。(続く)

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