パブリックコメント 2 [市政全般]
戦前国法は「絶対・無謬(むびゅう・誤りのないもの)なもの」という固定観念があった。
平たく言えば「お上の言うことに間違いはない」ということだ。この理論が「公務員養成の基本理論」として叩き込まれていた。だから、「自分たちが作った政策に誤りがあるはずがない」
という考えに執着する方々が、今になってもいることに不思議ではない。
今回のパブコメの問題点43点について評価結果を集約してみた。
A B C D 計
1、一般廃棄物処理基本計画(案) 1 1 4 0 6
2、環境基本計画(案) 2 7 13 4 26
3、第7次行政改革大綱(案) 1 0 1 9 11
3本の案件に、合計43点の修正意見を提出し、A採用が4点であった。 念のためA評価とは「A 意見を反映し、素案を修正したもの」である。そのその4点の修正点を見てみる。
廃棄物処理基本計画の1点と環境基本計画の1点は、同じ内容で「和暦だけではなく西暦も加えてほしい。」というものである。誤字・脱字の修正に等しいようなものだ。それが修正ということでAになった。
さて残りの2点の内容中、環境基本計画の残り1点の修正点は・・まとめて言うと、「市の提示する説明は、経産省ホームページの方が明解なので、それを利用してはいかがか」という指摘でAにランクされ修正された。経産省の説明に準拠したということだ。
最後の1点「行政改革大綱」の1点。ようやく最後で、今までにない担当課の決断が入っている、ホンモノの修正された。以下その内容をお知らせする。
★ 市の原案は下記のごとくである。(クリックすると大きくなります)
★ 浅野氏提示・・第7次行政改革アクションプラン(案)について・・指摘は5番目の項目
⑤ 経常収支比率目標値2025年度92.1%は甘くないか。
君津4市の財政優良児であった当市は経常収支比率が年々右肩下がりで悪化、
平成30年度は94.5%で最下位、財政調整基金も減少の一途である。
平成30年度の実績を見ると千葉県の平均値が92.1%%、君津市90.1%%、富津市89.8%
木更津市が本市に次いで悪く93.4%である。90%を目指さないか。
これがAの評価であった。市のコメントは下記の内容である
「経営収支比率は、財政の硬直化を示す指標です。本市ではその上昇が懸念されており、平成30年度においては94.5%でした。この度行政改革の目標値として令和7年度(2025年度)に92.1%としておりましたが、調整を図り90%を目指すものと目標値の変更をさせていただきます。」
この評価について、提案者の浅野氏は次の感想を寄せている。
「財政の基本指数の一つである経常収支比率の変更はしないだろうと思っていたが結果は提案通りでした。庁内で熟議を尽くした上での変更であったと思う。この英断に感謝と拍手を送りたい。」
最後である。
3件の案件に43点の問題提起を行った。そのうち、本当の修正はこの1点であると思っている。まっとうな庁内熟議を行い、目標修正に踏み切るということは容易なことではない。
しかしこの案件を担当された、行政管理課の熟議と判断は、冒頭に書いた、「自分たちが作った政策に誤りがあるはずがない」という職員ばかりではなかった・・という、安心感と希望を、私たちに持たせてくれたことを、お伝えしておきたい。
明日からは、判断のいくつかについて順次取り上げ、読者の判断を求めたいと思う。
kawakami
平たく言えば「お上の言うことに間違いはない」ということだ。この理論が「公務員養成の基本理論」として叩き込まれていた。だから、「自分たちが作った政策に誤りがあるはずがない」
という考えに執着する方々が、今になってもいることに不思議ではない。
今回のパブコメの問題点43点について評価結果を集約してみた。
A B C D 計
1、一般廃棄物処理基本計画(案) 1 1 4 0 6
2、環境基本計画(案) 2 7 13 4 26
3、第7次行政改革大綱(案) 1 0 1 9 11
3本の案件に、合計43点の修正意見を提出し、A採用が4点であった。 念のためA評価とは「A 意見を反映し、素案を修正したもの」である。そのその4点の修正点を見てみる。
廃棄物処理基本計画の1点と環境基本計画の1点は、同じ内容で「和暦だけではなく西暦も加えてほしい。」というものである。誤字・脱字の修正に等しいようなものだ。それが修正ということでAになった。
さて残りの2点の内容中、環境基本計画の残り1点の修正点は・・まとめて言うと、「市の提示する説明は、経産省ホームページの方が明解なので、それを利用してはいかがか」という指摘でAにランクされ修正された。経産省の説明に準拠したということだ。
最後の1点「行政改革大綱」の1点。ようやく最後で、今までにない担当課の決断が入っている、ホンモノの修正された。以下その内容をお知らせする。
★ 市の原案は下記のごとくである。(クリックすると大きくなります)
★ 浅野氏提示・・第7次行政改革アクションプラン(案)について・・指摘は5番目の項目
⑤ 経常収支比率目標値2025年度92.1%は甘くないか。
君津4市の財政優良児であった当市は経常収支比率が年々右肩下がりで悪化、
平成30年度は94.5%で最下位、財政調整基金も減少の一途である。
平成30年度の実績を見ると千葉県の平均値が92.1%%、君津市90.1%%、富津市89.8%
木更津市が本市に次いで悪く93.4%である。90%を目指さないか。
これがAの評価であった。市のコメントは下記の内容である
「経営収支比率は、財政の硬直化を示す指標です。本市ではその上昇が懸念されており、平成30年度においては94.5%でした。この度行政改革の目標値として令和7年度(2025年度)に92.1%としておりましたが、調整を図り90%を目指すものと目標値の変更をさせていただきます。」
この評価について、提案者の浅野氏は次の感想を寄せている。
「財政の基本指数の一つである経常収支比率の変更はしないだろうと思っていたが結果は提案通りでした。庁内で熟議を尽くした上での変更であったと思う。この英断に感謝と拍手を送りたい。」
最後である。
3件の案件に43点の問題提起を行った。そのうち、本当の修正はこの1点であると思っている。まっとうな庁内熟議を行い、目標修正に踏み切るということは容易なことではない。
しかしこの案件を担当された、行政管理課の熟議と判断は、冒頭に書いた、「自分たちが作った政策に誤りがあるはずがない」という職員ばかりではなかった・・という、安心感と希望を、私たちに持たせてくれたことを、お伝えしておきたい。
明日からは、判断のいくつかについて順次取り上げ、読者の判断を求めたいと思う。
kawakami
タグ:パブコメ 評価 庁内熟議