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透明な人事を [市政全般]

 議会傍聴報告についての感想が「横田のお兄さん」から届きました。   kawakami 

 横田のお兄さんです。袖ケ浦の長谷川さんの副市長人事が否決されてから1年がたち、「政策調整室」という長谷川さんの就任のためだけの組織ができてたった1年で解散したわけですが、このことで思うことは袖ケ浦市政が議会を軽視している、議会が何でも言いなりに物を通すと思って政策を組み立てていないか、行き当たりばったり化してないか、そういうことが市役所、市政の体質化しているのであれば憂慮すべきことです。

 笹生議員さんが「政策調整室」問題について質問しました。
ここではっきりしたことは、取って付けたように作った政策調整室は明確な目的を持った組織ではなく、否決した人間を議決のいらない立場で就任させるあからさまな人事以外の何物でもないこと、それ以上の目的がなかったために目的や将来像がはっきりしなかったために1年で解散したんだと思います。明確な目標やビジョンのある組織だったら、室長が誰であるかは関係なしに組織は続くはずです。それを解散したということは、室長はいらないということに他ならないでしょう。何のために作ったのかがはっきりしなかったことが、笹生議員の質問に対する答弁で明らかになったと思います。

 市の人事全部に議会の議決が必要なわけではなく、議決が必要なポストと市長の任命権の範囲内でできるポストの両方がありますが、今回の人事は人事を否決された人間を任命権の範囲でできる室長として、実際は副市長並みの仕事をやらせるというあからさまなものであり、そういう隙間を抜けるようなやり方はいけません。1年で解散したのは、そのような人事だった以外の何物ではないこと、不透明な人事をずっと継続するわけには行けないと考えたこと、室長は別に必要ないと考えたこと、廃止した理由はいろいろと予測はできますが、公式のはっきりとした見解はないままです。

 市長がやるべきは、副市長になれる人間を選任することです。2人の二人三脚は行政に必要なことであり、両輪で回すことが必要なのです。規則に副市長のある袖ケ浦市で、対外的にも副市長がいないというのは恥ずかしいことであり、早くきちんとした形で選任して、異常な状態が1日でも早く解決されないといけないと思います。市長は選挙までにこの問題どうするのでしょうか・・・。

 御宿町では議会の承認を得ない事業を決裁で実行した石田町長の不信任決議、100条委員会がなされたところです。
不信任決議が可決され、今年度予算を否決された町長は、予算を否決されたことで今年の事業が何もできなくなり、辞職するしかないところまで追い込まれたのです。石田町長は「信を問う」として出直し選に出馬しており、町議が出馬するので、2人による選挙戦になるという様相になりそうです。
 袖ケ浦の場合、長谷川さんの人事は室長の場合は市長の任命権の範囲内でできることなので、御宿のように不信任決議を出したり100条委員会をやったりするわけにはいかないようです。

 行政の人事運営は透明で、疑義のないものであってほしいものです。

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