SSブログ

水道局出前講座 [水道事業]

 23日(土)市の水道局にお願いして「出前講座」を開いていただいた。土曜日休日であるにもかかわらず、水道局から部長、副部長を先頭に副参事や職員の方々が8人も参加してくださった。9時半からの講座であったが、9時前から来られて、会場を作り、プロジェクターの準備等完全にでき上がっていた。9時に準備と思って行った私たちはすることなく、また帰りの後片付けも、全部職員の方々がしてくださった。恐縮すると同時に感謝申し上げたい。

 参加者の為に「袖ケ浦市水道事業」と題した、54ページ裏表の冊子が用意されてあり、そのページに沿っての説明があった。私たちの方からは、15名の予定のところ、都合の悪い方も出て、14名の参加であった。この中には、呼びかけに応じて参加してくださった3名の女性の方もいらっしゃる。今回の出前講座は、袖ケ浦の水道事業への意見よりも、4市による「かずさ水道広域連合企業団」への移行が実現し、4月1日から事業開始と同時に、水道料が9.9%値上げされるという市民への通知があった。この移行問題にかかわる疑問。さらには国の水道法との関連はどうなるのか・・民間移行などというばかなことが本当にあるのか?・・と言った疑問を率直に担当課に尋ねるというのが趣旨である。

 2時間中、説明半分、質疑・意見討議半分という時間配置で、副参事から丁寧な説明があった後の質疑、意見等の内容を報告しておきたい。

★ 従来の「君津広域水道事業団」から「かずさ水道広域連合企業団」の違いが不明
★ 緊急時の作業はどうなるのか・・従来の袖ケ浦での業者は変わるのか
★ 今回の移行の理由に納得がいかない。施設・設備についての水道事業に大きな差がある。袖ケ浦の市民は移行を希望しているのか。今回の広域化はどこが主張したのか?袖ケ浦市が積極的であったのか?
★ 部内討議で反対者はいなかったのか。
★ 部内討議はあったのか・・その時の意見内容は? 職員は当然反対であったと推測するが・・
★ 国の水道法とのかかわりはないか…民営化に進むのか
★ チェック機能はどこがやるのか
★ 24ページにある水道管老朽化修理にはどれほどの金額がかかるのか?袖ケ浦はもうすでに終わっている。債務は先行投資であるとみることができる。この扱いは?
★ 対等合併というが、同数役員選出ではない。対等と言えないのではないか?
★ 10年経ったら、国のいう組織に変更するのではないか・・・民営化も含めて
★ 責任者の天下りはないのか
★ 水道職員はどうなるのか
★ 袖ケ浦の浄水場閉鎖はやめたほうが良いのではないか
★ 料金改定の積算根拠が不明である
★ 新井総合による汚染が出た場合の対応は?
★ 料金は10年後までシュミレーションで設定したものだ。決定されたというわけではない

◎ 次から次へと質問が集中した。それだけ問題を含んだ市民の命にかかわる問題であるといえよう。最後にこのような発言があったことを付け加えておく。
「袖ケ浦はドロ船に乗ったようなもの。市によって大きく凸凹がありそれをどう解決していくか。広域化して10年後赤字続きになるのか、回復して健全運営になるのか・・それが問われている。運営にあたる職員の皆さんの奮闘を期待している。袖ケ浦は優良企業なのだから、運営の中心に座って奮闘してほしい。これは市民からの激励の言葉だ。」

                      以上 kawakami

出前講座.PNG


nice!(0)  コメント(0)