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木更津残土問題新たな展開~その2~ [残土埋立]

木更津残土問題新たな展開~その2~

 皆さんは「スラップ訴訟」という言葉をご存知かな?
SLAPP、strategic lawsuit against public participation、威圧訴訟、恫喝訴訟。(定訳はないが「市民参加を排除するための戦略的訴訟」というのが語感に近い。)は、訴訟の形態の一つ。大企業や政府などの優越者が、公の場での発言や政府・自治体などの対応を求めて行動を起こした権力を持たない比較弱者や個人・市民・被害者に対して、恫喝・発言封じなどの威圧的、恫喝的あるいは報復的な目的で起こす訴訟である。(ウイッキペディア参照)

日本にはこれを規制する「反スラップ法」はない。最近この種の訴訟が増えている傾向があり、高尾産業株式会社という会社も、いよいよ本性を現したもののようだ。
聞けば、18日以降この訴訟の提起が具体的になってくるという。

(私個人の考えを書く。スラップ訴訟を財力を背景に行おうする企業は、企業倫理ゼロとみる。政治権力を背景に行おうとする者は、民主主義の破壊政治勢力であるとみる。)

このことに対し、「守る会」は千葉県弁護士会に相談した。千葉県弁護士会は、産廃や残土問題に深い関心を持ち取り組んできた弁護士会である。1昨年は「かずさアカデミアパーク」で、全国規模によるシンポジュームも開いていて、その道では注目されている弁護士会である。
5月12日、「ふるさとを守る会」「小櫃川の水を守る会」会員と弁護士会での話し合いには、11名もの弁護士が参加した。もし訴訟になるとしたら、真っ向からの勝負ということになる。

提出する訴訟の紙面内容は不明であるが、対象は個人なのか、条例自体を問題にするのか等、自治体の権限も争点になるとしたら、ますます目が離せないことになってくる。
この処分場が実現したら、袖ケ浦市の道路を1日350台、往復700台のダンプが往来することになる。市では木更津市を通して高尾産業に説明を求めたが、一切返答がなく無視されっぱなしである。
今後とも、よそ事としてではなく、自分たちの問題として考えていきたいものだ。




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