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浜松市で運営権譲渡無期延期実現  [水道事業]

 市民の運動で水道民営化無期限延期・静岡県浜松市 「浜松市の水道民営化を考える市民ネットワーク」池谷たか子事務局長に聞く

 安倍政権が水道事業の民間参入を促進し、広域化・民営化を狙う水道法改定法を強行(2018年12月)したもと、京都府は広域化・民営化への動きを加速しています。

 静岡県浜松市では、上水道の民営化計画を市民の運動と世論で、無期限延期へ追い込みました。運動を展開してきた「浜松市の水道民営化を考える市民ネットワーク」の池谷たか子事務局長に話を聞きました。

 ◆ 下水道に続き民営化の検討
 ―浜松市はどのような経過で、水道民営化計画を進めてきたのですか

 浜松市は18年4月、全国初となる、下水道(西遠処理区)のコンセッション方式(*事実上の民営化)を導入し、「浜松ウオーターシンフォニー」(フランスの水メジャー企業『ヴェオリア』日本法人を中心とした企業グループ)と契約しました。

 そして下水道に続き、上水道でも25年間契約で、コンセション方式導入の検討を進めてきました。推進する理由は、老朽化した水道管の更新、将来の人口減による料金収入の減少などをあげています。「命の水」である上水道を民間に売り渡すという行為と、下水道のコンセッションの状況からさまざまな問題が浮き彫りになり、市民が反対の声を上げました。

 また、民営化計画が進められたのは、市町村合併で水道広域化が進んだことが背景にあります。05年に12市町村が合併し人口約80万人の市となり、料金統一など水道事業が統合されたことが、民間参入を容易にした要因だと思います。

◆ ―どのように運動が広がってきたのですか
 私たちの運動は、18年1月から毎週水曜日に市役所前でスタンディングアピールを続けてきました。そのメンバーを中心に6月に95人で発足し、学習会などを開催し、今年3月までに民営化中止を求める要望署名を約3万2600人分集めました。特に今年1月に開いた「命の水を守る全国のつどい・浜松」には全国から600人以上が参加し、メディアでも大きく報道され、市の姿勢を動かしました。市長は今年1月に無期限延期を表明しましたが、民営化計画は撤回していません。撤回まで全力でがんばります。

 水道の老朽化や水需要の減少を理由に、民営化をうながす流れは、浜松も京都府も共通しています。「命の水」を財界や企業に売り渡していいのかどうかが問われています。全国の運動と連帯し、民営化を許さないたたかいを続けたいと思います。

*コンセッション方式 公共施設等運営権制度を活用したPFI事業…施設の所有権は公的機関が持ったまま、民間事業者が事業運営に関する権利を長期間にわたって持つ方式。

浜松の運動2.PNG


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市長宛て帝京大学病院のこと [医療問題]

 市長への手紙                        横田のお兄さんから
 帝京大学ちば総合医療センターの建て替え移転が検討されていることが本日の千葉日報で報じられ、市原市議会でも昨日2人の議員が質問を行ったが、問題は移転先が現在地またはその近郊ではなく、ちはら台の帝京平成大学隣接地であり、姉崎や袖ケ浦市から大きく離れてしまうことである。

隣接する袖ケ浦市民も外来や救急搬送で多く利用していることから、これは姉崎だけの問題じゃなく袖ケ浦市に与える影響も大きく、救急病院としても重要な役割を担っているため、現在地の姉崎での営業を今後も継続していただけるよう、袖ケ浦市からも隣接市・隣接地区であるその立場からアクションをとってその声を強めていっていただきたく、粕谷市長にお願いしたい。

 長浦地区や平川地区の北部(上泉や野里など)の人は君津中央病院よりも、帝京医療センターやさつき台病院のほうが近い人も多く、実際に多くの袖ケ浦市民が帝京を利用している。また、市に隣接する救急医療機関が君津中央病院だけになってしまうのは、中央病院の負担増にも繋がることになる。
そうなると袖ケ浦市は救急医療面において過疎地、空白地になってしまい、帝京の場所が南の君津中央病院、市内のさつき台病院、隣接する帝京、北の千葉労災病院や千葉市の病院といった医療バランスの関係で、現在の姉崎はちょうどいい位置に位置している。ここで中間に位置する帝京が抜けてしまうと姉崎地区は救急病院を失うことになり、医療機関の位置的バランスが崩れてしまう。

 市内の救急搬送の実態について、公表できる範囲で構わないので、さつき台病院、帝京医療センター、君津中央病院、千葉県循環器病センターのそれぞれが占める割合について教えていただければ。

 ※ 明日市長からの返信を、掲載します。
 

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山ノ井さんからのメール [水道事業]

 本日、私の問い合わせに対してゼロ回答の千葉県庁の水政課より、今年の春に策定した水道広域推進プランの冊子が届きました。パソコンがないのでみることができないと不満を伝えましたが、さすがに送ってきました。
これから目を通すところですが。

 私が意見募集でかずさ水道のことを盛り込むべきと提案したのが、このプランに盛り込まれています。あくまでも、参考なんですが、疑問として、


かずさ水道の水が県営水道にも供給をしている点。これから水道料金が値上げの可能性があるのに、県営水道はかずさ4市よりも水道単価が安い。問題がないのか。
10年間、国から水道広域統合した関係で交付金が受けられるが、その使われ方は水道管改修だけなのか。目的外で使われることがないのか。

4市のかずさ水道への負担の経費がバランスを取った数字になっているか。

これらの疑問点があります。

こういったことも踏まえ、私の地域の方の進め方を見極めたいと思います。




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8月9日18時長浦駅で抗議行動 [平和]

「西かずさ9条の会」では、毎月9の日を行動日として、4市順番に18時から19時までの一時間、帰宅される人たちに呼びかけと訴えを行っています。

 8月9日は袖ケ浦の番です。今回は9条の会にお願いし、「大地と水は人権」4市連絡会も一緒に行動させていただきます。7月31日に袖ケ浦市議会全議員に対して部外秘で行われた「かずさ水道広域連合企業団」の
① 水道料金値上げについて
② 企業団のビジョンについて
という利用者である市民を無視した説明会への抗議活動です。

 会員の皆さん。関心を持たれていらっしゃる市民の皆さん、よろしかったらご一緒に行動に参加しませんか・・今日のブログはその呼びかけです。
 

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千葉県水政課への抗議 [水道]

 岩井の山の井さんは、31日に行われた袖ケ浦市議会全議員を対象にした「かずさ水道広域連合企業団」んの「部外秘」扱いについて、千葉県水政課に対し、鋭い抗議の文書を提出してくださいました。山の井さんのブログから紹介させていただきます。

 千葉県庁水政課、かずさ水道広域連合企業団の皆様に申し上げます。

 先月31日、袖ヶ浦市議会にて、かずさ水道による水道料金値上げなどの説明があったことを、現地の住民団体より伺いました。非公開で口外できないと聞いています。
事情はどうあれ、住民に必要である飲み水の問題に関わる内容が、公開されないことは大変残念であり遺憾であります。また、水道審議会というのがかずさ水道にあるようですが、そういった情報も全くの伝わらない。

 千葉県内では数年かけての水道の広域統合が進められます。
平成の大合併ではありませんが、水道が市町村の枠をこえての維持管理、安定供給と安定したコスト負担であれば賛成であります。
 しかし、一部事務組合のような行政組織では、申し訳ないがブラックボックスそのもの。いったいなんのために仕事をされているのかが、伝わらなければ、関わる施策への理解はないでしょう。

 少なくとも、先月31日はどのような説明を袖ヶ浦市議会にされたのか。
行政施策で行われるものであれば、情報公開と可視化されたかたちで進めるべきではないか。

 千葉県内で先行して広域統合された君津地域のかずさ水道が、このようなスタンスで続けるのであれば、千葉県内で進行している水道広域の施策推進や協議は、一度、ストップをすべきであります。

 9月定例の千葉県議会をめどに、そのストップを求めるかどうか、見極めと判断をさせていただきます。

 この施策は内輪の感覚でやるのでなく、水を必要とする全ての方々に対して、コンセンサスを得ての取り組みでなければ全くの無意味であること強く申し上げる。


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新井総合裁判  [産廃処理場]

 新井総合の第1期処分場の汚染水漏洩に対して廃棄物の撤去を求める千葉地裁の民事裁判での金森代表の意見陳述です。

◆ 意見陳述
令和5年7月31日  ふるさとの水を守る会共同代表  金森春光

 水の張られた田に、朝な夕なに日々の自然が映り込む。渇いた大地に水が満ちて、大地にひめられた生きる力が沸々と湧きいでる。私達はこの美しいふるさとの今を生きている。このふるさとを、誇り高きふるさとを守り伝えたい。ただそれだけを想う。海水があたためられ雲になり、雨になり、川になり、海に注ぐ。蒸発→降水→浸透→表流→海水と水は絶えず循環して浄化され、その清らかな水が新たな命を育む。大地はこの水循環によって潤い輝いています。

 元来私達のふるさとは、利根川に次ぐ延長88キロメートル県下第二の長流で、房総丘陵に水源を発し、君津市袖ケ浦市を貫流して木更津市で東京湾に注ぐ「小櫃川」とその支流「御腹川」を有しながら、河川と耕地の高低差が大きい「河岸段丘」により河川水の利水に非常に苦労した地域で、昔日のこの地は慢性的な水不足から「嫁にやるな、婿に来るな」と言われるほど困窮を極めた地域でした。先人にとって日々の水の確保が切実な願いだったのです。

 この地に生きた先人達が幾世代にも亘る苦闘を続け、明治初期頃までに『上総掘り』や『二五穴用水』の技術を開発して、初めて地下水・河川水を利水することができるようになった。房総丘陵の山林に降った雨が地層に浸透し天然のろ過を受けて浄化され、他の地域では類を見ない程の被圧帯水層に流れる豊富で良質な地下水を、地表へともたらしたものが『上総掘り』なのです。これらの技術の導入により、畑地が開田され耕作地が飛躍的に拡大し、渇いた土地は豊かな実りをもたらす大地へと生まれ変わり、先人の“想いと“水”が満ち満ちて繁栄してきました。

 現在でも君津市には1342本の上総掘りによる自噴井戸が存在します。なかでも小櫃川・御腹川水系の上総地区・久留里・小櫃では722本の自噴井戸から、春夏秋冬24時間豊富で良質な地下水がこんこんと湧きいで、その清らかな水の流れは小櫃川へと注ぎこみます。
 久留里の井戸水は、平成20年に環境省により千葉県下で唯一「生きた水・久留里」として『平成の名水百選』に選ばれています。遠方から足を運び、道のほとりで水を汲む人の姿が多く見られます。
豊富で良質な井戸水の恩恵は大きく、飲用・生活用水はもとより、地下水による四つの酒蔵の清酒造り・豆腐・おいしい米の水稲栽培等に広く利用され、自噴井戸水のかけ流しで栽培される花のカラーは生産量全国一を誇ります。

 ところが蛇口をひねれば水の出る日々を生きる私達には、いつしかその風景は“当たり前”となり、水の恵みに潤い、時に水の脅威に晒される水循環の中に生きることの本質を忘れ、つけあがって生きてきた。自らに都合のよい眼前の現象しか見ようとしてこなかった。その果てに今、清らかな水の水源に最大の危機が迫っている。欲望に満ちた暮らしがその危機を生み出している。いのちの水をこの瞬間に汚しているのは人であり、他の誰でもない私達である。

 幾世代にもわたり水を求め苦闘を続けたふるさとの先人達は、今を生きる私達に何を想うだろう。
そんな私達がこれからを生きる子供達に果たして何を伝えられるのだろう。
「これからを生きる子供たちに、誇り高き清らかな水、ふるさとの命の水を守り伝えたい。」
いまこそ、その想いが大きく結集されなければ、ふるさとの水を失うこととなる。
ふるさとの“今”を生きる私達が、その大切な責任を果たせるか否かの最後の分岐点に来たのだろう。

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「かずさ水道広域連合企業団」への質問状 [水道事業]

 昨日、「かずさ水道広域連合企業団」が袖ケ浦市議会議員全員に
① 水道料値上げについて
② 企業団の将来的ビジョンについて
 この2点を話しにやってきました。市民の傍聴禁止・配布資料は部外秘とのことです。
市役所入り口で、ブラカードを持ち、無言の抗議行動を行いました。
 この事実を受けて直ちに企業団に次の公開質問状を「大気と水は人権」4市連絡会で確認後発送します。公開質問状(案)内容をお知らせします。市民の皆さんも、付加事項等ご意見がありましたらお寄せください。

 4市民合計324272人(ホームページ最近版集約)の「命の水」を守る企業団職員の日常的ご奮闘に感謝の意を表します。特に私達と直接に対応してくださっている職員各位の、誠実なお人柄に敬意を捧げます。

 さて7月には、下記3会場におきまして、3市議会議員に対し企業団から2点についての説明会が開催されています。
1,説明会内容
① 水道料金の値上げについて
② 企業団の将来的ビジョンについて
2,日程
7/26(水)は君津市 7/28(金)は富津市  7/31(月)は袖ケ浦市
 なぜか木更津市は開催していません。
 上記説明会が終了いたしましたので、開催方法・説明内容について、いくつかの疑点を持たざるを得ないことがあります。忌憚のないご回答を要請申し上げます。

               記
1 なぜ説明会に市民の傍聴を不許可にされたのでしょう。

2 渡された資料には「部外秘」とあります。議員だけに水道料値上げのことが知らされて、市民には知らせる必要がないとお考えのようですがその理由をお聞かせください

3 直接水道料金を払っている市民に対する周知方法は。どのようにされるのでしょうか?

4 議員に行われたように、市民にも説明会を開催していただけるのでしょうか。
「企業団」が考える「将来的ビジョン」は私達もぜひお聞きしたいものです。

5 木更津市では、開催の必要がなかったようですがその理由をお聞かせください

6 水道料金の値上げ問題は、「経営会議」には、早くから提起され、各市長から、厳しい要請がされていました。情報公開でお願いした会議録にはそのことが明細に記述され、真剣に討議されている様子を学ぶことができました。
 しかし、情報公開様式が突然変更になり(?)、会議録内容がほとんどなく、議案のみの書類が送られてくるようになりました。抗議を込めて照会しましたら「これが会議録です」との回答でした。「企業団の会議録は常識とは違うものなのだ」と理解しましたが間違いはありませんか

7 失礼ですが鈴木事務局長は県からの出向職員と理解してよいのでしょうか。

8 鈴木事務局長になられてから、企業団の隠蔽体質が、急速に強まってきたように感じます。市民への情報公開隠蔽姿勢はますます強くなるのでしょうか

9 「かずさ水道広域連合企業団」は、公的機関なのでしょうか、「企業団」とあるので民間企業なのでしょうか 

10 来年度値上げの各市の水道料金をお知らせください。

 以上ご多忙の所恐縮ですが、前回同様明解なご回答を要請申し上げます。
 回答期限を8月15日までにお願いいたします。
 ご回答を受けて、企業団との話し合いを8月下旬に設定してくださいますようお願いいたします。

                                 (以下省略」)


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