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エナジー社の「不都合な真実」3 [石炭火力発電所]

エナジー社「不都合な真実」第3弾は次の文言です。

「石炭は安定性、経済性に優れたエネルギー源(太陽光・風力は1.1%)」という誤りです。

1、 石炭は安定性に優れているのでしょうか
1770年から1830年にかけて行われた産業革命以降、人類は化石燃料をエネルギー源として燃やし続けてきました。しかし、化石燃料は有限です。石炭の可採年数をエナジー社の文書では140年とみていますが、私たちは133年説をとっています。その上、良質な石炭量はその半分です。(ドイツでは褐炭使用の発電所は停止宣言)孫の代で終りです。

CO2の推移.PNG


2、 石炭の問題点

① CO2発生率はガスの2倍
② 水銀など有毒金属をまき散らすこと
③ 石炭灰の取引先がないこと
④ PM2.5、光化学オキシダント生成物質の原因物質を、多く発生すること(環境アセス準備書では調査対象としていない・・袖ケ浦市では光化学オキシダントの調査継続中)

3、石炭は安いのか・・(発電コスト)

原子力 石炭火力   LNG   陸上風力  太陽光   地熱
10.3~  12.9   13.4    13.6~   12.7~ 16.8

上記資料は資源エネルギー庁「発電コストワーキンググループ」(2015年5月)のものです。いま世界では、再生可能エネの爆発的導入により1kWh10円を下回るまでになっています。最低では3~5円という驚くべき数字です。

4、日本で自然エネルギーが占める割合は1.1%よりないのか?   
現在でも、15.6%に達しています。(2017年NPO環境エネルギー研究所・日経新聞2017年5月17日)

5、新しい取り組み

 CO2排出量削減運動では、炭素税を設定する国が増えてきています。
また金融機関では、石炭火力発電への融資を制限する金融機関が出てきています。日本では次のような銀行です。
みずほFG 三菱UFJFG 三井住友銀行 日本生命相互 






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