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新井総合を撃つ 3 [産廃処理場]

 新井総合1期目は平成13年(2001年)3月前述のように沼田知事からの許可が下り、平成16年4月から搬入が始まった。しかし平成24年(2012年)1月に漏洩事故を起こす。内部保有水が場外に流出したのである。モリタリング井戸から、高濃度の「塩化物イオン」検出。そのため搬入停止。そのまま現在に至っている。26層の埋め立て予定であったが23層で埋め立て中止のままである。

 2期目の埋め立ては平成22年(2010年)3月、1期の事故処理が終わらないまま、2期事業が許可になっている。平成25年(2013年)1月搬入開始。埋め立て予定期間は10年であったが、平成29年(2017年)8月時で(まだ4年間)すでに7割を埋め立て済みになってしまった。

 そこで第3期の増設計画が出たということになる。今回の増設は、今までの容量と格段の差がある。
 1期目は 埋め立て容量 107万㎥、2期目は93万㎥、そして3期目は223万㎥というものである。その上高低差が1期40m、2期51.5m、3期はなんと70mの上に斜度がきつい。危険極まりない計画である。

 この3期について、「環境影響評価(環境アセスメント)」手続きが26年4月10日に提出された。あつさ20センチを超す分厚い冊子である。その厚さだけで、読む気を放棄させる狙いがわかる。しかしこのアセスに対し様々な問題が起きてきた…

 いったいこの「環境アセスメント」の内容に、どのような問題点があるのか。そのことは明日報告するがまず下の図面を見てほしい。(続く・下図は事業個所の図面である。クリックすると大きくなります)

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 3期が許可されたら、最初にどんなことが起きるのであろう。
① 御腹川の源流域の森林が一挙に消え100年くらい復活しない。(すでに4期を予想し、3期の残土置き場に、4期予定地の森林はみな伐採される)森林は雨が続くときは水を蓄え、天気が続けばきれいな地下水を出す。その森林が100年も消えたらどうなる?
② 雨が降れば泥水の洪水、天気が続けばからからになる。そこに基準値いっぱいの排水が流されると、作物に大きな被害が出る。(太平興産が起こした水田の枯渇)
③ かくて御腹川の水は使用不能となる

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