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袖ケ浦市議会・総務企画常任委員会の健闘 [議会ウオッチング]

 今日20日、袖ケ浦市議会総務企画常任委員会が午後1時半から開催された。内容は過日行われた、副市長問題調査の整理集約で、市長喚問への最終整備の討議であると聞いた。
 傍聴は私1名と、議員5名、委員会は7名全員出席で、過日の質問不足や、回答に対する疑問の再度質問の意味も含めて関係部長5名が参加していた。

 私には配布されなかったが、資料として過日の質問回答が整理された文書10ページ、そのほかに質問事項が整理されたA3版用紙1枚が配布されていた。この中に、過日提出されホワイトボードに張り付けられた各委員の質問事項がぎっしり詰まっているに違いない。

 今日の質問は、全委員が発言されたが、いずれも厳しく鋭い質問であった。そのすべてをメモできるわけではない。いくつかメモできた部分を紹介しておこうと思う。

① 政策決定の通常的手続きの逸脱
 通常は「市長・担当課に諮問」→「担当課提案で各部長出席の政策会議」→「市長決済」
それが「市長諮問」→「担当課起案」→「市長承認」→「該当課納得」→「市長決済」の形をとっていて、このことに関する記録文書・議事録が一切ない。

② 市長の安心、市長の都合のための人事・・・立つ位置が違うのではないのか。職員は市長のためにではなく、市民のために業務を遂行しているのではないのか

③ 法的違反はないというが
・定員・定数問題違反
・組織原則違反
・行政運営規則違反

④ 議会意思を尊重していない・・このことについての内部意見は全く出ていない

⑤ 最終的に副市長はいつ決めるのか・・職員としては全く聞いていない

⑥「政策調整室」は軽微な業務担当室と考えてよいか・・・軽微な担当室である(しかし内容は重い)この矛盾

⑦ 職員が苦しい答弁をしなければならない…そのこと自体が行政の退廃を示している。

⑧ 「政策調整室」がありながら、また国保問題での条例で欠文を出すというミスをした。
「調整室」の調整チェック機能は全く働いていないのではないのか

 議会は行政の過ちについて、真摯に真正面から追及の手を緩めないでいる。私たちはこの議会の姿勢を高く評価したいと思う。
 市長個人の思い付きで始まった、ワンマン人事のつまずきはこのままで終わらないであろう。解決の方法は簡単である。市長が新しい副市長候補を立て、議会の承認を得るよう努力すればいいだけの話なのだ。

 一強独裁の風は、小さな袖ケ浦という自治体にまで影響を及ぼすようになった。しかし袖ケ浦市民と議会は、決してこのことをこのまま放置しておかないであろうと私は信じている。
議会の健闘に拍手!

 
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