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あまりにも情けない袖ケ浦市議会 2 投稿 [議会ウオッチング]

 町長と議会が真っ向からぶつかった御宿町・・「横田のお兄さん」からの投稿。明日は「奈良輪」さんの投稿が続きます。        kawakami


【御宿町の問題】

 議会の役割は市民の望む政策を実現していくだけじゃなく、行政の独裁を防ぐために暴走を監視するという重大なものがあります。だから、だめなものはだめというのも議会の仕事なんです。そのことを踏まえて。

 御宿町では議会が否決した国際交流事業を町長の独断の決済で実施するという、甚だしい独裁の議会無視が行われました。去年にも副市長問題の関連で話題にしたと思います。

★ 否決した事業について簡単に。
 御宿町は1609年にメキシコ船が町内の海で座礁し、遭難した船に乗っていた人たちを助け出した縁から、御宿とメキシコの交流が始まりました。今でも交流は続いており、御宿町とメキシコと姉妹都市提携を結んでいます。問題となっているものは、両国の交流を図るために開催する「日本・メキシコ学生交流プログラム」という事業です。町議会はこの事業に対し「住民の福祉向上を最優先に進めるべきで、町が主体的に行う事業ではない」として執行を認めませんでした。

 否決されたことで町の費用が執行できなかったため開催が危ぶまれましたが、町長は民間にスポンサーを頼むことで独断の決済でやることを決め、千葉工業大学の支援を受けて交流事業を実施しました。御宿町と大学の関係は千葉工大は御宿にセミナーハウスがあり、その縁で支援をしたものでしょう。

★ これに対し議会が怒り、行政と議会の信頼関係が危ぶまれる事態になっています。
御宿町議会は100条委員会を作り、町長の証人喚問を行いました。その際に町長の答弁に虚偽のものがあったとして、偽証罪での告発に向けた準備を進めています。3月16日には告発が行われました。

 議会の否決した事業を独断の決済で実施するという行為だけに留まらず、証人喚問での虚偽の答弁もあったことで行政と議会との相互の信頼関係がほとんど崩壊しています。

★ 問題は深刻なところまで来ており、来年度の当初予算案が否決となりました。それはどういうことか、来年度の町の事業が執行できないことを意味しており、早期に決着を図らないと町民の生活に影響を及ぼす事態となります。記事の題名にある「町長として不適任」この言葉の示す意味は重く、このまま誠実な執行に向けた解決が進まない、議会と町の和解が進まないのであれば、町長自身の進退が問われるようなことも出てくるのではないでしょうか。

★ 町の弁護士は「事業の一部が自治事務として認められても全体が認められなければ違法となる」、「自治事務とは認められないのでやめるべきだ」とコメントし、弁護士からも違法だと見解が示されています。それなのにやった、議会が怒って当たり前でしょうね。

★ 更に新聞を調べていったら、御宿町は交流事業の不適切な実施に対し、副町長以下の幹部全員が町長に申し入れ書を出し、事業をやめるよう警告したそうです。

https://mainichi.jp/articles/20181127/k00/00e/040/181000c

★ 袖ケ浦では副市長問題に対して怒れる、気骨ある職員はいないのだろうか。


(関連の新聞記事)
https://www.chibanippo.co.jp/news/local/521829
https://www.chibanippo.co.jp/news/politics/579984
https://www.chibanippo.co.jp/news/local/579157
https://www.chibanippo.co.jp/news/national/572769
https://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/list/201804/CK2018041002000140.html

(議会だより3月号)
http://www.town.onjuku.chiba.jp/content/files/gikaijimukyoku/3103dayorigg.pdf

                      (「横田のお兄さん」からの投稿)




















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