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「住友科学劣化ウラン保管所見学説明会」参加感想~その4~ [劣化ウラン]

住友化学を見学して

住友化学は私たちの会の申し入れを快く受けいただき、先日市民の見学会と説明会を開いていただきました。まずはお礼申し上げます。 そこでの印象と意見を申し上げます。


劣化ウランは酸化物となっていてこれが燃えることはない、α線は紙一枚で遮蔽できる、ということで閉じ込められて外界にでなければ心配することはない、との説明でした。全く外界に出ないと断言できれば良いのですが、私が見学して一つだけ危惧することがありました。劣化ウランは厚さ1cmの鋼鉄製の円筒容器に粉末状で入れられ地面の上に置かれていましたが、一部は高さ10mほどの円筒形の塔の中に入っていました。この高い円筒形の容器が、地震、液状化、津波、火災などの影響で倒れることは絶対にないのか、ということです。劣化ウランは鉄の2.5倍の重さがあり、そのような重い物が高いところにあると万が一倒れて地面に置いてある容器や円筒形の容器が破損した場合、粉末状の劣化ウランが飛散する可能性があるということです。


α線は人体の外部にあれば容易に遮蔽できますが、飛散した粉末を吸引した場合は内部被爆となり内部被爆におけるα線の影響は非常に大きなものがあります。イラク戦争で米軍が使用した劣化ウラン弾の影響では生まれてきた子供に奇形児が沢山出ました。その影響は今でも続いています。


以上のことより私としては円筒形の容器は廃止して地面に設置する容器に移し替えて欲しいと思いました。


*劣化ウランによる被爆の悲惨な様子は下記動画でご覧下さい。
http://www.youtube.com/watch?v=ZwWaQ0_c8wI&feature=youtube_gdata_player

せき いわお

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