SSブログ

賛成討論・反対討論 6 [議会ウオッチング]

  ■議案第17号 令和3年度袖ケ浦市国民健康保険特 別会計予算
   (反対討論)  篠崎典之議員

23番 議案第17号 令和3年度袖ケ浦市国民健康保険特 別会計予算に対する反対討論を行います。

 この予算総額は、歳入歳出それぞれ、63億6,600万 円で前年度比2.3%、1億5千百万円の減です。 歳入のうち、第6款1項1目、一般会計繰入金、区分 6、その他一般会計繰入金、法定外繰り入れの2,500 万円については、前年度より、マイナス7500万円の減 額とされています。
 減額としなければ、保険者として、県 等からの補助金が下がるとのことです。コロナ禍におい て、低所得者や失業者、非正規雇用の労働者が加入す る国保税ですが、協会けんぽと比較しても同一の所得 に対する国保税負担が、大きくなっています。
 にもかか わらず、今後、この法定外繰り入れを、より一層減額し、ゼロにするとのことです。国保税は、少なくとも協会けん ぽと同レベル水準まで負担軽減すべきです。負担軽減 策に事実上の制裁を加え続ける、自民党政府のやり方 は許せません。
 また、令和3年2月現在で148世帯に対して資格証を 発行しています。 国保税を払いたくても払えない滞納 者にまで医療窓口での全額自己負担を強いるやり方 は、人道に反する手段であり、やめるべきです。
 以上、議案第17号、令和3年度袖ケ浦市国民健康保 険特別会計に対する反対の討論とします。

  (賛成討論) 伊東章良議員・・・メールで下記文章をいただきました。
  
『健康保険の予算が減っているのはコロナ禍のせいであり、運営努力もきちんとされている事』から賛成させて頂きました。 


■議案第18号 令和3年度袖ケ浦市後期高齢者医療 特別会計予算
   (反対討論)  篠崎典之議員

23番 議案第18号 令和3年度袖ケ浦市後期高齢者医療 特別会計予算への反対討論を行います。

 この予算総額は、歳入歳出それぞれ、7億3千3百万 円で、前年度比2.4%、1千7百万円の減です。
  令和3年1月末現在の短期被保険者証は、16名との ことです。年金受給月額、1万5千円以下の75歳以上 高齢者の方にまで短期証を発行するやり方はやめるべ きです。そもそも、75歳以上の高齢者に負担を強いる 制度の存在そのものが問題ですが、政府は、これまで の医療窓口1割負担であった方々を2割負担、これまで の2倍の負担に引き上げる計画を進めています。 市として、このような負担を軽減する策を講じるべきです。
 以上、議案第18号 令和3年度袖ケ浦市後期高齢者 医療特別会計予算への反対討論とします。

  (賛成討論)伊東章良議員・・・メールで下記文章をいただきました。

『この条例は、後期高齢者の増加に伴い財政を安定化させるための予算案である事』から賛成させていただきました。

■議案第19号 令和3年度袖ケ浦市介護保険特別会 計予算
  (反対討論) 篠崎典之議員

 23番 議案第19号 令和3年度袖ケ浦市介護保険特別会 計予算に対する反対討論を行います。

この予算総額は、歳入歳出それぞれ、44億1千万円 で、前年度比1.6%、7千3百万円の減です。 歳入の第1款、1項、1目、第一号被保険者介護保険 料では、前年度比1,347万1千円、1.3%の増額です。
  これは、第8期介護保険事業計画の実施に合わせて、 介護保険料を基準額の方で2.7%引き上げとなること によるものです。コロナ禍の中において、介護保険料の 値上げは許せません。 また、第8期事業計画においては、介護利用の面で も、とんでもない負担増が予定されています。
 それは、施設の食費負担の引き上げです。現在、世 帯全員が住民税非課税で年金収入が80万円以上の施 設利用者には、「補足給付」が適用され、所得区分「第3 段階」として、食費負担額が、特別養護老人ホーム・多 床室の場合で月2万円に抑えられています。
 菅政権は、 これを令和3年度から、この「第3段階」を「第3段階①」と「第3段階②」のふたつに分けます。
 第3段階①は、住 民税非課税世帯、年金収入80万円から120万円の世 帯です。
 第3段階②は、住民税非課税世帯・年金収入1 20万円を超える世帯です。

 この第3段階②に該当する 方については、これまで食費負担1ヶ月2万円だったも のを一気に、なんと2万2千円も引き上げて、今年8月1 日から4万2千円へと引き上げるという暴挙を強行する 計画です。
 つまり、特養ホームなどの施設に入所する年 金収入が1ヶ月10万円から12万円程度の方たちがとんでもない負担増の被害に遭う内容です。
 この方たち は、今でもすでに食費・居住費・利用料・介護保険料とし て毎月毎月、約6万円を負担しています。この施設入所 の方々は、施設内で洗濯・理美容・教養や娯楽費などで 1ヶ月平均、約2万円を支出しています。このうえ食費負 担が2万2千円も増額されれば、年金月額10万円の方 は、完全な支出超過となり、施設にいられなくなる方も 出ることになるでしょう。
 これに連動して、住民税非課税 世帯で年金収入120万円以上の方がデイサービスや ショートステイを利用する際の1食あたりの食費負担も 引き上げとなります。
 政府は、一定の所得のある層に対 する「応能負担」と言いますが、介護の利用料を引き上 げれば、要介護度や重病の方ほど負担増となり、利用・ 受診の抑制になります。
 また、昨年まで働いて所得のあ った方が、今年は要介護状態で所得が激減した場合、 高い利用料を課せられてしまいます。
 市当局は、このよ うな事態を回避する独自の手立てを打たなければ、大 変なことになることを肝に銘じるべきです。 このようにコロナ禍の中において、介護現場を破壊するような事業 計画は、到底容認できるものではなく、そのための予算 にも賛成できません。 以上、議案第19号 令和3年度袖ケ浦市介護保険特 別会計予算に対する反対討論とします。

 (賛成討論) 湯浅榮議員・・・残念ですが回答をいただくことはできませんでした。

nice!(0)  コメント(0)