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養護老人ホームで虐待行為 [地域包括ケアシステム]

 「地域包括支援センター」業務を、民間業者へ委託の記事を書き終わった途端、とんでもない事件のニュースは飛び込んできた。篠崎議員からの提供である。以下の「千葉日報特報部」の記事を読まれるがいい。                                   kawakami

 千葉県袖ケ浦市野里の「袖ケ浦瑞穂特別養護老人ホーム」で、介護職員が入所者を虐待しているとの情報が双方向型調査企画「ちば特(千葉日報特報部)」に寄せられた。通報を受け調査した同市は入所者に対し「おむつにするよ」といった発言を暴言による心理的虐待と認定し、施設に改善計画提出を求めている。 高齢化により需要が高まる一方、厳しい労働環境や人手不足が指摘される介護現場。何が起きていたのか。(「ちば特」取材班)

 同市高齢者支援課によると、昨年11月1日に職員による虐待を指摘する通報が同課にあった。同課は11月18日、虐待防止法に基づき、虐待を受けたとされる80代女性2人と90代女性1人に加え、施設の入所者を担当する職員に聞き取り調査をした。
虐待をした職員や被害を受けた入所者の特定には至らなかったものの、複数人の証言から、3人を含めた複数人の入所者へ職員から暴言による心理的虐待があったと認定した。

◆ 改善計画提出求める
職員はトイレに向かうための動作が遅い入所者に「おむつにするよ」「なんで立てないのにトイレに行くの」と発言。エアコンを消してほしいとの依頼には「付いていても知らない」と厳しい口調で対応していた。ほかにも「早くやれ」「何やってんだよ」などの暴言も確認されたという。同課は12月21日、施設に調査結果を通知し、今月末までに改善計画を提出するよう求めている。

 同施設は市から調査を受けたことを認め「再発防止を徹底する」と説明したが、具体策については「回答は差し控える」とした。

 介護現場では虐待事案が相次いでいる。厚生労働省の調査によると、2021年度の介護事業所職員による高齢者への虐待は前年度比24・2%増の739件で、過去最多を更新している。

◆コロナで施設密室化
 城西国際大学(東金市)福祉総合学部の林和歌子准教授(高齢者福祉)は、虐待が増加している背景の一つに、新型コロナ禍で外部の目が入りにくくなったことによる「施設の密室化」を指摘する。介護の現場は感染対策で、利用者家族や介護実習生など第三者の目に触れる機会が著しく減少しており「職員は緊張感が不足したり、閉鎖的な環境にストレスがたまったりしてしまう」と話す。

 林准教授は「介護職の深刻な人手不足による影響も大きい」とも訴える。虐待を防ぐためには「職場環境の改善やケアを向上させ、職員にゆとりを持ってもらうことが大切。施設が虐待などに関する定期的な研修を行うことも必要」と話した。
2023年1月11日 16:30
  記事提供:千葉日報社

◆ 瑞光会が「地域包括支援センター」に
 この上にまだ驚くべきことが続く。この問題を起こした「瑞穂特別養護老人ホーム」を運営しているのが「社会福祉法人瑞光会」である。なんとこの瑞光会が、平川地区地域の「地域包括支援センター」として10月2日から業務に入るというのだ。(市のホームページ記載)               「市は即刻許可を取り消すかどうか」を、高齢者支援課に聞いてみた。「取り消すことはない」という返事が返ってきた。平川地区の高齢者は、そんなところに相談に行くのかなあ・・民間への委託は、早速このような問題を起こしていることを報告しておく。


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