SSブログ

笑顔の市役所  投稿 [その他]

 このところ高齢者の自動車事故が、ことさらに大きく報道されるようになって、われわれ高齢者の肝を冷やさせている。

 一方、脳溢血、脳梗塞、心臓発作等、急に意識不明になる病気が運転中に起きたらどうしようという不安もある。しかし袖ケ浦のようなところでは、買い物難民という言葉があるように、歩いて行ける範囲に生鮮食料品を売っている店が見当たらない・・と言う現実がある。まして、車がないことによる活動範囲が、急速に狭まることも寂しいことだ。

 そこで、市役所の高齢者支援課なるところに、免許証を返還したら、なんらかの援助措置はないものかと聞きに行った。担当者は、困ったような顔をして、
「実は、言われているほど、援助と言われるものはないのですよ。」
と申し訳なさそうに言うと、奥から1枚の印刷物を持ってきた。
そこには、日東バスのみのお知らせが掲載されているだけであった。そして
「でもまだあるかもしれません。他市のも含めて、探してみますね。見つけたらお送りします。」
と答えてくれた。

 それから約ひと月が経過した。所用で市民活動支援課に行った。NPOについての資料をいただきに行ったのだ。その話が終わるのを待ちかねたように一人の職員が近づいてきた。
「覚えていますか?お届けすると言ったまま、失礼していました。こんなのを見つけましたのでお役に立てば使ってください。」

 誰かと思ったら、高齢者支援課にいた職員である。この間、職務変更があったという。市民活動支援課に移ったのだ。その1枚の紙にはタクシー会社の割引についての一覧が掲載されていた。私のために探してくれていたのだ。ありがたいことだ。こんな職員もいらしたのだ。年寄りの一市民のために、温かい心配りをしてくださったことに心から感謝したい。

 お名前はここには書かない。このような職員が、きっとまだまだいらっしゃるに違いない。
市民活動支援課にもう一人、かって、私が市のお手伝いした時、勤務時間にこだわらず、調査活動を援助してくださった職員と久しぶりにお会いした。この日は、とても良い一日になった。こういう職員ばかりであったら、市役所に行くのが楽しくなるであろうに・・

 もう一つ、地域包括支援センターに、聞きたいことがあり、ちょっと寄ってみると、担当職員は業務で外出中、課長が直接対応し、いろいろお話を聞くことができた。これもうれしいことであった。この日の市役所は笑顔に満ちているように見えてしまった。

kawakami
 
 

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0