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農業都市 荒れる水田 [農業]

 朝日新聞敏腕記者・堤恭太氏の署名記事が、今朝(15日)朝刊に、上記見出して掲載されている。堤記者は、袖ヶ浦市に関連する記事で「58億円の財源不足」という、今日の財政悪化を予測される実情を記事化されたり、農業委員会不祥事をはじめ、袖ケ浦市に関する、優れたスクープ記事を書かれてきた記者である。

 今日は記事の中に登場する数字について、貴重な資料として記録しておきたいと思う。

★ 328ha・・これは「耕作放棄地」である。市の耕作面積は2590 haだからその約12,7%が「耕作放棄地」になっているのだ。関連して1反12000円というのは、耕作放棄地の草刈り料金である。6反の土地を耕作していた事例で、年3回の草刈りを必要とするため年間20万円を超えるという。放棄しても金がかかるのだ。
 ちなみに328haの広さは、野球場270ぐらいの広さと考えるとよい。

★ 1076戸・・市内の農家数である。2010年の数字である。2000年当時から戸数も4分の1が減っているという。2015年つまり現在、さらに減少していることが予想される。 

★ 水田10町歩(9,9ha・・約1ha)で収入800万円・・・・厳しい

★ 30%・・農業委員会が建議書を提出されたことはブログで報告済である。学校給食センターの地元野菜使用率は30%しかない。この割合を上げてほしいという点と「ユリの里」の経営改善である。

 国の農政は「ノー政」であった。その上、TPP交渉で聖域であったコメも、米国の要求通り譲りっぱなしで決着したようである。堤記者は「農業への逆風は増すばかりだ」という言葉で記事を閉じている。

 市長選である。候補は二人に絞られた。袖ヶ浦内陸部の高齢化状況や財政悪化の中で、両陣営はどのような農業政策を提起しているのであろうか。明日は改めて確かめてみたい。

    kawakami

 

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