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ダイオキシン [ごみ処理施設]

かずさクリーンシステムからダイオキシン類  2024/02/23 関  巖

 2月21日の秋田朝日放送によると秋田県小坂町で千葉県から受け入れた焼却灰に国の基準値を超えるダイオキシン類が見つかったと放送されました。 
袖ケ浦市も家庭から集めたゴミをかずさクリーンシステムに搬入しそこから出た溶融飛灰を小坂町で処理しています。記事中千葉県内の5つの市に袖ケ浦市も入っています。
放送内容は以下の通りです。

 秋田県小坂町の施設が2023年千葉県から受け入れた焼却灰に国の基準値を超えるダイオキシン類が含まれていたことがわかりました。今のところ有害物質は検出されていません。
 小坂町の廃棄物最終処分場の「グリーンフィル小坂」は千葉県内の5つの市から出た一般廃棄物の焼却灰を受け入れて埋め立て処分を行っています。

 2023年12月、中間処理を行っていた木更津市から、10月10日から約1カ月間運んだ約285トンの焼却灰のダイオキシン類が国の基準値を超えていたと連絡がありました。ダイオキシン類は最大で1グラム当たり2.0ナノグラム上回っていたということです。

 焼却灰は遮水シートで覆いすでに地中に埋め立てられていて、町は外部に流れ出る恐れは低いとしています。施設では千葉からの焼却灰の受け入れを停止していて当面の間、月に1度水質検査を行います。

秋田朝日放送 2/21(水) 19:10配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/5079778a903babb1ef447434463cf22803db186d

*かずさクリーンシステムでは焼却灰は出ず溶融飛灰が出るので放送中の焼却灰は溶融飛灰の間違いかと思います。(関)
焼却灰(主灰)・・・可燃ごみを焼却処理した際に残った燃え殻のことをいう。
溶融飛灰(飛灰)・・・すす、灰など、燃焼廃ガス中に含まれる固体の粒子状物質で、集じん灰およびボイラ、ガス冷却室、再燃焼室で補集されたばいじんを総称したものをいう。
 ごみ焼却施設で集じん装置によって捕集したばいじんは、特別管理一般廃棄物に指定されている。飛灰は、主灰に比べて融点が高く(1250-1350℃)、生成したダイオキシン類の90%が飛灰に含まれること、また鉛、亜鉛、カドミウムなどの低沸点重金属の含有率が高いという特徴がある。それゆえ、直接埋立て処分することができず、溶融固化、セメント固化、薬剤処理、酸その他溶媒による抽出法のいずれかによる中間処理(溶出防止)が義務づけられている。袖ケ浦市では薬剤処理をして固化しています。
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