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災害対策に4議員集中! [議会ウオッチング]

 今回の一般質問で、一番先に目についたものが、非常災害の時の対策についてである。9人の質問者中4人がこの問題を取り上げている。根本議員、励波議員、篠原議員、佐藤議員の4名である。なぜこんなに集中したのか。

 一つは気候変動による、今までにない強力な台風の襲来による、川の氾濫、地盤崩壊によるがけ崩れ等の災害避難の問題である。
もう一つは、6月26日に公表された2018年度版の「全国地震振動予測地図」である。ここでは「今後30年以内に震度6弱以上の地震が発生する確率」で一番高いのは千葉市85%になっている。82%が横浜、81%が水戸と続く。

 地震発生確率の日本地図では、千葉県は真っ黒である。地震は津波を生じる。袖ケ浦の海側には京葉コンビナートがあり、今できたばかりの区画整理地区がある。誰もが身近に危険を感じているに違いない。何かあったら自分はどのコースでどこに避難すればよいのか。

 私自身で言えば、市から避難個所として示されているのは、線路向かいの廃校予定の今井幼稚園である。一度電話で聞いてみたら、収容人数は450人とのことであった。そんなに収容可能とは到底思えなかった。(数年前なので今は変わっているのかもしれない)今井幼稚園が今も避難場所であったら、水害でも、まして地震で津波でもあった場合、全員被災者になりかねない。

 私たちは、今回の議会に、東海第2原発再稼働反対意見書を内閣総理大臣、並びに原子力規制委員会に提出するよう求める陳情書を提出した。老朽化した東海第2原発にもし事故が起きたら、房総半島は全域放射能に覆われ、逃げ出さねばならなくなる、それのみではなく日本の中枢である首都圏の機能が完全マヒに陥るであろう。

 これらを含めて、今議会の中心的な討議課題としての災害時の対策について、どのような質問答弁が行われるのか、一般質問は2日間しかない。どちらに行っても聞ける課題である。厳しい討議を期待する。               kawakami

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地震予測図.PNG
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