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年末に次年度市政を考える [市政全般]

 粕谷市政第2期・危険な方向に歩みだす。その背景にあるものはなにか?

 粕谷市政は第一期目の最初の3年間で、彼の個人的弱点を次々と露呈してしまった。
コロナワクチンの余剰分を、執行部3役が真っ先に接種したことに市民はあきれた。
 安倍国葬の時、半旗を挙げるか上げないかに迷い、前日夕刻まで判断を下ろすことができなかった。周りの市の判断結果を待っていたのである。
 職員の職務に対する、熟練度の浅さが次々と露呈された。農業委員会の農地への不法埋め立てに対する指導資料の紛失からくる許可の誤り。この不法埋め立て地に対して宅地開発許可申請に、許可を与えてしまった誤り、この誤りに対する対応のまずさ・・・。

しかし任期末期4年目を迎えて、様相はガラリ変わった。                                 「水道料金の回収率が99.99%というシステムをもっているのは日本以外にありませんが、日本の水道は国営や市営、町営でできていて、こういったものをすべて民営化します」                          という売国的麻生副総理の発言とそれを保障する法律ができてしまったのである。                  民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律の一部を改正する法律(令和4年12月16日法律第一〇〇号)   公布日:令和4年12月16日

 この法律は、簡単に言えば、「PFI方式」と言い、公共事業のすべてを民間に運営委託する(外資も含めて)ことで、安倍政権は今後10年間で21兆円分の公営事業を民営化するという空前の払い下げ目標を掲げたものだ。粕谷市政は一期最終年度でこの法律に飛びついた…ように見えてならない。

① 「地域包括ケア支援センター」を市からすべて民間に委託した。
② 市営保育所、幼稚園を廃止し、すべての幼児教育施設を民間に委託する方向を取っている。市内総数は市立保育所5ヵ所、私立保育園9ヵ所、認定こども園1ヵ所、小規模保育事業所5ヵ所、家庭的保育事業所1ヵ所、事業所内保育事業所1ヵ所で、順次公立は消えつつある。   
③ 特別養護老人施設もすべて民間委託9か所である。先進養護器具を使用した施設は一つもない。中には入居者への暴行で指導を受けた施設もある。
④ 臨海スポーツセンター老朽化で、今後の扱いが危惧されている。議員から「民間の優れた経験を生かした活用方法を」という意見が飛び出してきている
⑤ 決定的なことは、中央審議会が特例として認めた「公民館の市長部局移管」の強硬策である。

 粕谷市政の後ろに、どなたついてこのような政策実行をそそのかしているのか…市民無視・企業優先の政策強行の先に何があるのか・・・市民監視の重要性が一段と高まってきているという情勢をしっかりと見つめていただきたい。黙っていれば「命の水」も危険である。来年2024年10月は議員選挙・・さてどうなりましょう・・・

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