SSブログ

地域包括ケアシステムはどこへ行く 2 [地域包括ケアシステム]

 下記の文章は、今年のさつき台病院副院長・猪狩先生からの年賀状の一部です。読んでください。       
                                 kawakami

 回復期リハ病棟は、開設以来10年目を迎えて、おかげさまで地域から大きな評価と信頼をいただいております。しかし昨年もコロナ感染の蔓延で、リハビリ病棟も、地域も多いに苦しみました。何よりコロナという分断のウイルスにより少しずつでも前進してきた地域の絆は破綻してしまいました。
 
 地域包括ケアシステムは2025年を目指して策定され、住まいを中心とした在宅医療、看護、介護が描かれ、これtらのサービスは進んでいます。しかし生活支援、介護予防という住民主体の部分だけが全く進んでいません。

 超高齢化社会、「医療、介護、年金、生活保護」などの社会保障費の限界は明らかであり、高齢者の生活困難から、健康破綻が多発しています。これらは、多く住民同士の「互助活動」によって支えられるべきですが、医療機関は既存の医療サービスの枠組みを超えた地域支援を求められています。「地域づくり」また地域のリハビリテーションの役割です。
 この年こそコロナによって失われてしまった地域の絆の再構築、フレイル対策、独居、老々世帯の相互支援が必要です。

 昨年、私たちは創業者である矢田洋三先生を天に送りました。先生は利他に生きる生涯を貫かれました。先生に倣い、今年、たとい小さくても2025年を視野に入れた「住民力向上」「災害に強い地域づくり」に、行政と協働して尽力します。さらなるご鞭撻をお願いいたします。

 ~以上が先生からの年賀状文面の一部です。勝手な引用をお許しください。~

 10年前まで4市は県内最低の高齢者病棟のない地域でした。君津病院にいらした猪狩先生は、矢田病院長の尽力による、現さつき台病院に付属する高齢者病棟建設実現に伴い、副院長として赴任され、以降「地域包括ケアシステム」実現を目指す地域づくりに尽力されてこられました。今や県下有数の高齢者施設として位置づくまでになっています。

 国が提起した「地域包括ケアーシステム」に対し、多くの自治体は、その実現を民間に委嘱しました。しかしわが袖ケ浦市は、行政が主体となって取り組んできたことと、猪狩先生を中心にした医療関係者とのつながりによって大きく前進することができたと私は思っています。
 前・出口市長最大の功績は、ハコ作りの面ではなく「地域包括ケア―システム」の実現に対する尽力であった・・と、私見ですが勝手に思っています

 ところが、私たちの会員から、驚くべき、とんでもないニュースが飛び込んできました。
(明日に続きます。)


nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。