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「千葉袖ケ浦エナジー」への質問  8 [石炭火力発電所]

 「袖ケ浦エナジー」への質問事項のうち、主要なものを7回にわたってお知らせしてきました。実際にはまだまだあります。質問書全文を紹介するとなれば、この連載はまだ続けなければなりません。残念ですが、このあたりで終わりにさせていただきますが、今日は最後に、最新の機械を付けているということになっていますが、それは本当ですか?ということでの、質問書に付加した参考事例を紹介しておきたいと思います。きっとびっくりなさることでしょう。kawakami

 皆さんは、石炭火力発電所にかかわる、脱硝、集塵、脱硫などの装置だけではなく、水銀などの有害金属の捕捉機能のある装置で、かつ環境に有害排水を出さない仕組みが実用レベルで市販され、中部電力の碧南火力で採用・運用されていることをご存知ですか?

 詳しくは以下のGoogle MAP参照
https://www.google.co.jp/maps/place/%E4%B8%AD%E9%83%A8%E9%9B%BB%E5%8A%9B+%E7%A2%A7%E5%8D%97%E7%81%AB%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80/@34.8318455,136.9595435,19a,35y,352.75h,67.14t/data=!3m1!1e3!4m5!3m4!1s0x60048e359722602d:0x7308e2909e7353a5!8m2!3d34.8352672!4d136.9621924


 (クリックすると大きくなります)
碧南火力.PNG



 この碧南火力発電設備の並びは脱硝装置、GGH(排ガス冷却器)、乾式電気集塵器、脱硫装置、湿式脱硫装置、GGH(排ガス再加熱器)という並びで集塵器を二重にしています。
 環境審議会議事録(他市も含め)を見ますと事業者は公害防止装置にもBATの考え、そして実用性を考慮して検討と述べています。 水銀規制の厳しい海外に輸出するものには脱硝装置につける水銀酸化触媒もあります。    

  以上のことから 事業者 は実行可能なことは行うと準備書に記載すべきです

 ただし当会ではCO2 による気候破壊などの問題があるので反対の立場は変わりません。

以上で「袖ケ浦エナジー」に送付した質問事項について、その主要な部分の紹介をひとまず終了します。

BATとは・・(Best Available Technology)
日本の電力を支える火力発電の技術が着実に進化している。最新鋭の発電技術のガイドラインになる「BAT」の2014年度版を政府が策定した。従来の火力発電では性能を決める熱効率が40%以下にとどまっていたが、最新のガス火力では55%を超え、石炭火力でも44%を超える設備が標準になる。


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