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水源地に巨大な産廃処分場 1 [産廃処理場]

 認定特定非営利活動法人「原子力資料情報室」というところから「原子力資料情報室通信」№518号が発行された。その中には「東電役員刑事裁判」や「スタートラインに立った文在寅政権の脱原発政策」等の興味深い論説名が並んでいる。

 その中に「水源地に巨大な産廃処理場」という題で、私たちの会の関会長の報告論文がある。新井綜合施設という「管理型産業廃棄物最終処分場」の危険性について、長期間抗議運動を続けている地元の反対運動を報告したものだ。改めてその実態を、この機会に確かめたいと思う。3回に分けて掲載する。  kawakami


千葉県房総半島の中央部に新井総合施設という会社の東洋一を誇る管理型産業廃棄物最終処分場(以下処分場)があります。地元では大きな反対運動が起こっています。

産廃処分場とは

 産業廃棄物の処分場は大きく三つに分類されます。一つ目は(建前上は)有害物質を含まない産廃を捨てる安定型最終処分場、これは巨大な素堀りの穴にただ捨てるだけです。二つ目は有害物質を含む産廃を捨てる管理型最終処分場です。これは底や周囲に汚染水が出ないように遮水シートを張り汚染水を集めて水処理施設で水を浄化して流すものです。三つ目は遮断型最終処分場です。これは環境中に汚染物質が出ないようにコンクリートの箱で隔離してしまう処分場です。
ここで問題になっているのは管理型最終処分場です。

小櫃川

 千葉県内で一番大きな川は全長88kmの小櫃川(おびつがわ)です。千葉県中央部を流れ木更津で東京湾に注いでいます。この下流ではこの水を水道水源として取水し木更津市、袖ケ浦市、君津市、富津市、時には市原市や千葉市にまで給水しています。給水人口は数十万人にのぼります。


新井綜合産廃処分場.PNG










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