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不登校の子ども達 [教育]

過日、このブログに〈貧困と教育〉という連載を書いた。(10月1日―10月11日)この連載の基底になったのは、袖ケ浦市小中学校における不登校児童・生徒数である。小学校43名、中学校89名。これは全国平均を大きく上回る数値であった。不登校者数、全国で12万人という数字が、文科省調査で明らかになったという。

教職員の職場はブラック企業並みであるとよく言われる。先生方の多忙なことは、よく知っているので、このブログでも教職員像については触れなかった。しかし、数日前の東京新聞の読者の発言欄に次のような投書があった。その一部を紹介させていただき、親としての願いを先生方に伝えたいと思った。ぜひ目を通していただきたい。そして考えていただきたい。30人の子どもたちには30通りの暮らしが背景にあることを・・kawakami


▼ 不登校の子、先生守って(前文略)

 私は小学校5年生の時、鹿児島の離島から都内の小学校に転校してきた。真っ黒に日焼けし訛りがあった。家は貧しく父子家庭で服装も行き届かなかったから学校では気後れしたものだ。しかしいじめられた記憶は全くない。それはひとえに担任の先生と櫻島出身の音楽の先生による数々の配慮のおかげだったと思う。

 6年生のお別れの遠足は欠席の予定だったが「お金は心配しないで大丈夫。最後だから一緒に行きましょう」と先生は家まで説得に来られた。悩んだが私は行った。初めての江の島、鎌倉、現地では音楽の先生が、そっと小遣いを私の手に握らせてくれた。

 両先生の存在があったから、私は休まず学校へ行けたのだと思う。今状況は昔と大きく異なり、大方の子どもがスマホを持ち、家にはパソコンもあるに違いない。ネットいじめも問題になっている。学校の先生方は多忙で大変だと思うが、どうか小さな胸を痛めている子供たちに寄り添い守ってほしいと思う。(東京都練馬区・服部律子さん)


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