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海苔養殖激減! [その他]

 今年の海苔養殖は、全滅に近い状況であるという話を聞いた。倒産業者も結構いるとのことである。また、東京湾でとれたカタクチイワシの胃の中から、ポリの砕片が見つかったとか、奇形の魚の話とか・・・東京湾内はきれいになってきたとの話がある一方で、放射能汚染も含め、様々な話が伝わってくる。一体どのような状況なのか?何が原因なのか調べていると、20日の〈千葉日報オンライン)に次の記事が掲載されていた。kawakami


 江戸前ノリの産地として知られる千葉県内のノリ養殖が異例の不作に見舞われている。県によると、今季の出荷量は前年比6割減。海水温の高さが一因だといい、摘み取り時期を迎えてもいまだ一度も収穫できないケースがあるという。漁師からは「こんなことは初めて」「死活問題だ」と悲鳴が上がっている。

 「これじゃあ倒産だよ。収穫はほぼゼロ」。県内の収穫量の5~6割を占める富津市の新富津漁協。ノリ漁師の小柴広孝さん(38)は、沖合の養殖場から撤去したノリ網を軽トラックに載せ、うなだれた。

 網を張り替えるなどの対策をとっても効果は上がらず、船の燃料費だけがかさむばかり。同漁協によると、例年11月末に行われる初競りは昨年、約182万枚を出品したが、今季は約25万枚に落ち込んだ。

 影響は観光分野にも及ぶ。富津市商工会は、特産の生ノリ料理を市内の飲食店で提供する恒例のキャンペーン「ふっつ生のりフェア」を15日から始める予定だったが、11日、1カ月延期を決めた。

 他の漁協も深刻だ。木更津市の金田漁協のノリ漁師、斉藤高根さん(60)によると、沖合で行う主力の「ベタ流し方式」は収穫ゼロ。「約30年前も同じような不作だったが、その時は年末になって良くなった」とかすかな望みをつなぐ。

 11日の県議会農林水産常任委員会では、小倉明県農林水産部長が「今季のノリ養殖業は11月に水温が高めとなったことから生育が遅れ、出荷量は前年同期に比べ6割減と大幅な減少」と報告。「水温の低下による今後の増産を期待しているところ」と説明した。

◆ボート被害で追い打ち

 異例の不作に追い打ちをかけているのが、釣り人らのプレジャーボート。養殖網に絡まる被害が相次いでいる。

 新富津漁協によると、今月2日には富津岬の沖合で、養殖網にプレジャーボートが絡まり、同漁協の漁船などが救助。当初、養殖への被害はないとされたが、網は使い物にならなくなった。

 このほか、夜間にボートが絡まり網を切られ、朝になって被害が発覚したケースも報告されている。同漁協は「成育のため大きな労力を費やしている。網が使えなくなるのは大打撃」と、ボート使用者に注意を呼び掛けている。



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