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24年度総括討議~その5・木更津残土処分場討議~ [残土埋立]

 大規模な「残土処分場」を、木更津市富岡地区に建設するという計画が持ち上がってきた。木更津市の残土条例は「事業所の周囲2km以内8割の住民同意を得ること」という内容の厳しいものである。木更津市では「改良土不法投棄」があったが、条例成立以降1件も事業計画提出はなかった。そこへこの計画である。

 この大型事業計画は業者自体が主張するように、「地域に貢献し、未来を築き、地方再生」に役立つための地域開発事業なのか?背景にどのような力が働いているのか?業界の先兵として木更津の残土条例に風穴を開けるための挑戦か?等々・・噂話には事欠かない事業計画でもある。

 地元では、「ふるさとを守る会」を結成。この会には立場の違う議員も含めて、7名の市議会議員が参加したと聞いている。自治会主催の説明会を、学習会に変えさせ、すでに同意を表明した地元住民が、同意書の返還を求めた場合、無条件で返還することを同意させた。以降、地元住民の住居を一軒一軒訪ね、過半数を超える反対世帯を組織した。

 一方議会には、会から事業計画反対の請願書を提起し、1名を除く全員賛成で採択されている。(ちなみにこの議員は今回の県議選落選)この段階で地方選に突入。市議選結果の出る4月後半あたりから、今後の動きが出てくるであろう。

 この問題は、袖ケ浦にとっても、市内が搬入路になっていることから、1日350台、往復700台ものダンプが通ることになる。それでなくても狭い道路である。危険、粉じん公害、道路破損等の問題が多発することは目に見えている。市として何らかの措置を取ったのか・・という篠崎(典之)議員の質問に「木更津市が対応しているので、木更津市を通じて説明を要請しているが、今のところ返事がない」とのことである。
 会では、袖ケ浦市無視の業者に対し、その実態を市民に報告すべくチラシ原版を作成したが、請願採択の状況を見て配布をとどめたままの状態にある。

 業者発行の事業説明書、住民あてのチラシが手に入った。「地域の利益なのに反対とは百害あって一利なし」との見出しである。業者はこれだけの地元の反対があっても当初計画を強行する意図である。当然裁判も視野に入れているのであろう。今後の動きが注目される。

kawakami


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