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24年度総会討議~その4「地域包括ケアシステム」のこと~ [後期高齢者]

「広報そでがうら」4月1日号には、5ページを使って、介護保険・介護予防特集が掲載されています。ここでは特に『袖ケ浦市高齢者福祉計画・第6期介護保険事業計画』が策定されたことを述べています。

 この計画を読むと、平成26年10月時点で65歳以上の高齢者が23,5%になったこと。団塊の世代が後期高齢者に入る2025年を見据えつつ、地域包括ケアを発展させるとともに、介護保険制度改正(改悪)への対応に取り組むべくその方針を策定したことが述べられています。

 既にこのブログでは医療問題、そして後期高齢者問題では14回にわたってこの問題を取り上げてきました。(最新版では4月4日)基本的には、中央政府のこの問題に対する非道ともいうべき、無為無策の政策を糾弾します。しかし、その中にあっても、高齢者の人間としての尊厳を、医療の面から、最後まで大切に貫きたい…そして、そういう地域の変革と創造に挑戦したいと取り組まれている、お二人の先生にお会いすることができました。私たちは、お二人の先生を中心にしたこの取り組みを全面的に支援し、2回の講演会を開催したところです。

 幸いなことに、計画にあるように、袖ケ浦市は「地域包括ケアシステムの構築」を、民間委託業務とはしませんでした。すでに丘の上図書館・平川行政センターに「地域包括支援センター」を設置し、地域の変革を目指して具体的行動に移っています。職員の方々や、保健所の方々の奮闘の姿もじかに見ています。私たちはこのような具体的活動を高く評価するものです。

 こうして、医療の面、介護の面が計画に従って徐々に充実されつつあります。鍵はむしろ我々市民の側にあるような感じがいたします。高齢者自身の健康保持に対する積極的参加と、地域社会における「見守り」を含めた高齢者支援体制の樹立が求められます。そしてこれが一番困難な取り組みになるかもしれません。厳しい中で目標は提示されました。具体的実践の中で積み上げ確かめていきたいものです。

kawakami

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